「ツッコミどころ満載なのに面白い」抜き射ち二挺拳銃　ゆうき権太さんの映画レビュー（感想・評価）

主人公は一見誠実な保安官。怪我で自慢の早打ちをできなくなり、ヨソ者の若造を助手につける。保安官は偏見と偽善で悪を憎み、女に簡単に騙されて自分の都合の悪い真実を助手に指摘されるとクビにして...
何とも格好の悪い主人公にも関わらず騙し騙され怒涛の展開が何とも痛快な西部劇。考えようによっては保安官の生き様「煩悩」を表現していたのかも、とドン・シーゲル監督の戦術にハマる。