劇場公開日 1990年8月18日

ナイルの娘のレビュー・感想・評価

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4.0ホウ・シャオシェンの少女青春映画

2025年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

カワイイ

ホウ・シャオシェン監督が自伝的4部作と近現代史3部作の間に撮った作品。タイトルにもなっている劇中に登場する日本の漫画『ナイルの娘』は細川智栄子の『王家の紋章』のことだそうだが、作中のイラストは台湾の漫画家の麥仁杰(マイ・レンチエ)のものが用いられているとのこと。

レコード会社の出資でアイドル歌手のヤン・リン(楊林)を主演に起用した作品とのことで、公開当時から評価はあまり高くなく、ホウ・シャオシェン自身も出来には満足していないらしいが、僕は結構好きな映画だった。少女を主人公とした作風は『好男好女』以降のホウ・シャオシェン映画につながる。祖父役のリー・ティエンルーもいい味を出していた。

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バラージ

2.5【80年代、日本アイドル不良映画の様な台湾映画。】

2025年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

■母を亡くし、父とは離れて暮らすシャオヤンは、妹の面倒を見ながら夜間学校に通っている。
 「ナイルの娘」という日本の漫画に夢中の彼女は、兄・シャオフォンの店で働くアーサンに想いを寄せていた。一方、シャオフォンは怪しいビジネスに手を染めており、犯罪に巻き込まれる。

◆感想

・ホウ・シャオシェン監督が満足していないと言ったという事が良く分かる作品。

・映像は断片的で、ストーリー展開もシンプルなのだが非常に分かりにくい。

<”大都会・台北を舞台に、ひたむきに生きる少女の姿を描いた青春群像劇”とあるのだが、ひたむきさが伝わって来ない作品。
 ホウ・シャオシェン監督とは、合わないのかなあ・・。>

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NOBU

3.0台湾80年代グラフィティー

2024年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

侯孝賢といえば台湾の歴史を交えた映像作品を撮る人という印象ですが、80年代も撮っていたのですね。80年代は台湾でもやっぱり80年代、ディスコ、ウォークマン、タバコと日本と変わらないグッズが登場です。筋は警官の息子が泥棒やホストやってたりと無茶苦茶ですが、それゆえに眠くはならない展開です。でも自分が生きた時代だからか、個人的には80年代映画って見てるとちょっと恥ずかしい気持ちになるのは不思議です。

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FormosaMyu
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