「独特な世界観が癖になる」ナイト・オン・ザ・プラネット いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
独特な世界観が癖になる
観よう観ようと思いつつ、気がつけば30年以上もたってしまったジム・ジャームッシュ監督の代表作をとうとう鑑賞。久しぶりにこの年代の作品を観ることに。
オープニングのしゃがれ声歌に、一気に90年代初頭に引き込まれる。
やはりポリコレも多様性もへっちゃらな感覚の90年代初頭がリアルに表現されているあたりがまぶしい。当時の自分であればどう感じたか。この独特な世界観にドはまりしたのだろうか。ウィノナ・ライダーのはすっぱさは今の自分にはあり得ないが、当時の自分はこの魅力に呑み込まれたのではないだろうか。観終えてとてもノスタルジックな気持ちになった。
エンドロールもまたしゃがれ声歌でいい感じに締める。ラストの咳払いはねらい!?
この世界観嫌いじゃない、ジム・ジャームッシュ監督作品もう少し観てみよう。
それにしても5話にわたってとても夜の色のきれいな映画だったな。
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