劇場公開日 1957年9月17日

「何を語りたいのかが置き去りになっている気がする」どん底 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0何を語りたいのかが置き去りになっている気がする

2019年12月10日
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極めて実験的
マルチカムと超長回しで何をやろうとしたのか
逃げ場の無い視界に追い詰められて、異常なハイテンションの中で俳優達が追求したものは、確かに白熱のセッションとなって、終盤での踊りに結実している
しかしそれを持って何を語りたいのか
テーマや意義は何なのか
それは置いてけぼりになってしまっているように感じる
どん底とはこの現代そのものである比喩なのは当然だろうにしても
それでも疑問だ

あき240