「キャプラのブラックユーモアを召し上がれ」毒薬と老嬢 Gustav (グスタフ)さんの映画レビュー(感想・評価)
キャプラのブラックユーモアを召し上がれ
フランク・キャプラとしては珍しいブラックユーモアたっぷりの、舞台劇の映画化。全編弛むことなく快調に進むキャプラの演出力が見事。主演のケーリー・グラントの洒脱で知的な二枚目役も嵌り、その他の人物の役割、流れも申し分ない出来。途中から現れる、異様な雰囲気でユーモアを醸し出すレイモンド・マッセイとピーター・ローレのキャラクター表現の巧さ。戦時中の制作でブラックユーモアのコメディの傑作、何というブラック・ユーモア。
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