「バランスの取れたセンス溢れる作品」トッツィー keitaさんの映画レビュー(感想・評価)
バランスの取れたセンス溢れる作品
素直に笑えるエンターテイメント性を十二分に持ちながら、男女のジェンダーについての問題意識を兼ね備えた秀作。
テンポのよいストーリーの中で展開されるウェットに富んだセリフの数々からシドニー・ポラックのセンスの良さが伺える。
メッセージ性の強いセリフさえもストーリーの一部として何の違和感も無く組み込まれる。
作品の主題やメッセージをどれだけ違和感無く物語に組み込めるか。
これこそ映画が能動的なメッセージ性を持つかどうか、奥深さが出来るかどうかの分かれ道であると思う。
コメントする