「淀川の旦那のお気に入り」戸田家の兄妹 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
淀川の旦那のお気に入り
ローアングル、無意味な会話の繰り返し、会話のあとの長い沈黙、場面間の空ショットなど戦後小津名作で頂点を極める小津調の原型であって一旦の完成でもあります。
東京物語に共通するテーマですが、家族の断絶の露骨な描写、ドタバタ的なラストシーンなど洗練度においては東京物語に及ばないものの、却ってドラマに良くも悪くもメリハリがついています。
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ローアングル、無意味な会話の繰り返し、会話のあとの長い沈黙、場面間の空ショットなど戦後小津名作で頂点を極める小津調の原型であって一旦の完成でもあります。
東京物語に共通するテーマですが、家族の断絶の露骨な描写、ドタバタ的なラストシーンなど洗練度においては東京物語に及ばないものの、却ってドラマに良くも悪くもメリハリがついています。