「【”生涯は暗闇。死に向かう人生に神の導きを・・”全編に漂う死の香りと、ニールヤングの抒情的なエレキギターの音色が印象的な作品。】」デッドマン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”生涯は暗闇。死に向かう人生に神の導きを・・”全編に漂う死の香りと、ニールヤングの抒情的なエレキギターの音色が印象的な作品。】
ー 西部開拓時代、ビル・ブレイク(ジョニー・ディップ)は両親が亡くなり、フィアンセにも逃げられ、クリーブランドからマシーンという地の果てにあるディッキンソン金融工場の会計士として雇われるためにやって来るが・・。
行き違いから、職に就けず、花売りのセルを助け、彼女の部屋に行ったところ、セルの元恋人チャーリーが復縁のため現れるが、チャーリーはビルを撃ち殺そうとして、セルが庇い命を落とす。ビルは怪我を負うも、チャーリーを撃ち殺し、部屋の窓から逃げ出す・・。ー
■感想
・とにかく、矢鱈に人が射殺される映画である。お尋ね者になってしまったビル・ブレイクを追う殺し屋三人組、保安官と保安官補・・。
・ビルを詩人の”ウィリアム・ブレイク(18世紀に実在した英国の詩人)”と勘違いした先住民の”ノーボディ”は、ビルと共に逃避行の旅に出る。彼も、異部族間の間に生れた”ハグレ者”だったのだ・・。
・賞金稼ぎに撃たれたビルが、”ノーボディ”により、カヌーの乗せられ”人間の魂の場所”に旅立つ幻想的なシーンも印象的である。
<全編に漂う死の香りと、ニールヤングの抒情的なエレキギターの音色が印象的な、モノクロロードムービー。独特の世界観が、嵌ります。>
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