「今見ても良い作品」テルマ&ルイーズ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
今見ても良い作品
今年72本目(合計1,164本目/今月(2024年2月度)25本目)。
(ひとつ前の作品「神さま待って!お花が咲くから」、次の作品「獣手」)
この映画、大手の映画館でさえ「当館は2K上映です」が多かったです(リマスター版という観点では変わらない)。
古い時代のリマスター上映、今でいえばシスターフッドあるいは男女同権思想に属する映画だとは言えます。
ただ、この点に関して(特に男女同権思想に関して)強くメッセージ性がある映画ではなく(政治的なメッセージが少ない)、誰が見ても概ね楽しめる作品に仕上がっています。
今週(2月3週)は極端に放映数が少ないのでリマスター版といっても上位にきそうな気がします(というより、ハイキューが1日24回放映とか無茶苦茶)。放映当時の性質上、やや配慮を欠くかなという部分はありますが、仕方のない範囲でしょう。
ストーリーに関してはここでかなり触れられているほか、VODほかでかなり手軽に課金で見ることができる事情もあるので、あまりあれもこれも書くのはよくないのかなといったところです。
ロードムービーでありながら、男女同権思想ほか(あるいはシスターフッドほか)に関しても絡めて描かれており好印象であったところで、当時このレベルの放映がされていたことにびっくりです。
採点上とくに気になる点はないので(字幕について「配慮を欠く部分はあるが現在を尊重している、等)フルスコアにしています。
あまり感想を書いていませんが、VODで見られる作品は「映画館に足を運ぶ」というアクティブな行為よりもより「意図しないネタバレ」が生じるといった事情です。