「【男性優位社会に対し、女性が自立、抵抗する姿を叩きつけた作品。テルマとルイーズが自由を求めて疾走する姿が印象的。特に覚悟を決めた二人のラストは”自由への飛翔”の象徴であろうと思える作品でもある。】」テルマ&ルイーズ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【男性優位社会に対し、女性が自立、抵抗する姿を叩きつけた作品。テルマとルイーズが自由を求めて疾走する姿が印象的。特に覚悟を決めた二人のラストは”自由への飛翔”の象徴であろうと思える作品でもある。】
ー 閉塞感溢れる日々を送る平凡な主婦のテルマ(ジーナ・デイヴィス)とウェイトレスのルイーズ(スーザン・サランドン)は、夫と恋人に内緒で、週末のドライブ旅行に出掛ける。
だがその途中、テルマがバーで知り合った見知らぬ男ハーランにレイプされかける事件が発生。助けに入ったルイーズは男を射殺してしまう。
そして、彼女たちはそのまま自由への逃避行を続ける・・。ー
・最初は、ルイーズが主導権を握っているが、イケてる小悪党、JD(ブラッド・ピット)と初めての快楽を伴う関係を持ったテルマが自立して行く姿が印象的である。
JDに教わった通り、強盗を行い、初めて自由を感じるルイーズの姿。
・逃避行の際に、警察官に捕まった際のテルマの行動も彼女が自立した精神を、自ら得た事を示している。
・メキシコへ向かって、逃避行をする間、執拗に彼女達を追いかけるタンクローリーの運転手に対する、二人の啖呵が小気味よい。
そして、タンクローリーに銃弾を撃ち込んで・・。
<テルマとルイーズの数々の行為は許されるべきモノではないが、良く観れば、総て愚かしき男性の行為が起因している。
ハーヴェイ・カイテルが演じる捜査官ハルのみが、彼女達の側に立って、捜査をする姿も印象的である。
そしてあの鮮烈なラストシーンが、今作を秀逸過ぎる作品に昇華させているのは間違いないと思うのである。>
初めて見たときは「ああマジか!こうさせちゃうのか!」とショックを受けてしばらく見返せませんでした。
でも、好きとは簡単に口には出来ませんが、鮮烈な、そして勇敢さにあふれたラストだったと思います。
こんばんは❗️
NOBUさんが背中を推してくれる職場なら、男性社員も心理的安全性が確保できていいですね。
ジェンダー平等の先進国スェーデンやアイスランド、ノルウェーなどでは、『父親クオータ』という制度があって、夫婦が取得できる育児休業期間の中に、夫しか取得できない期間があり、それを夫が取得しないと夫婦合算の育児休業の権利が消滅するそうです。なので制度的に夫の側が育休を取らないことが許されない。日本も導入すればいいのになぁ。