「Let's keep it's going. 最高にクールな西部劇テイストのロードムービー」テルマ&ルイーズ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Let's keep it's going. 最高にクールな西部劇テイストのロードムービー
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最後の場面にグッと来ました。未だに映画の雑誌を購読してたりするので最後の場面は知識としては知っていたのですが、実際に観るとグッと来ますね✨よくよく考えると悲劇なはずなのですが悲壮感はなく、むしろ清々しささえ感じます。
テルマにしてもルイーズにしても、序盤と終盤の変わりっぷりよ。最初はメイクもバッチリだったのにどんどんワイルドになっていって。でも、終盤の色んなしがらみを脱ぎ捨てた時の方が美しく見えるのは私だけじゃないはず。
ストーリーはだいたいテルマが何かをしでかして物事が大きく動くのですが、何があってもルイーズはテルマを見捨てたりしないんですよね。文句言いながらもなんだかんだで助けてくれるので母親?っというか姉っぽい。で、テルマもここぞって時の変わり方がスゴい。警官を捕まえた時にはルイーズの方がポカーンとしてましたよね。しっかし、テルマって男運無さすぎでしょ‼️
blu-ray の特典映像を見るとリドリー・スコット監督はコメディを撮るつもりで本作を作ったのだとか。確かにトレーラーが爆発するシーンでは思わず笑ってしまいました。最後のシーンのインパクトが強いのですが、クスッとするシーンが意外と入っているんですよね。ただリドリー監督が思う以上に女性讃歌として世の中に受け入れられたみたいですね。「エイリアン」や「ブレード・ランナー」と同じく映画史に残る一作でした。何作も映画史に残る作品を撮ってるリドリー監督ってやっぱりスゴいな‼️
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