THX-1138のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
ディストピアな話でオリジナルであるが、ジョージ・オーウェルの
「1984」をリスペクトしてんだろうな。アリ・コンティ作の「カッシア物語」はこの作品をリスペクトしているね。
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ作曲の「スターバト・マーテル」より第1曲「Stabat Mater Dolorosa」が地上に出た時の音楽である。
階段を登る姿を見ていると
「火の鳥」未来編 のロックの姿を思い出す。
ジョージ・ルーカスは果たして。
What's wrong? あ、右脳映画だ。
お、映画.comで珍しくレビュー1番目!
「スターウォーズ」のジョージ・ルーカスの長編デビュー作として、きっとジョージ・ルーカスをwikipedia先生で検索したことがある人なら聞いた事がある「THX -1138」です。見事に「考えるな、感じろ」タイプの作品でした。エンターテイメント性は開花しておりません。独特過ぎて俗物のワタクシはついて行けませんでした。
なんだかんだで50年程前にこれだけ未来を描いているのはスゴいですね。例えば話しかけると答えるキリストっぽい懺悔室の壁は今で言うとAIスピーカーですし(今のAIスピーカーの方が賢そう)、至るところに監視カメラがあるのは今では一般的です。3Dのホログラム映像や遠隔医療は5Gが一般的になったら実現されるはずなので、もうそろそろ可能かな?時代がやっと追い付いてきた感じですね。
真っ白な空間であったり、最後のカーチェイス等々美術面では才能を感じます。だかしかし、妙に哲学的な話が挿入されたりするので、率直に言って訳がわからないです。ディストピアな未来の描写はとても上手いのですが、観てて眠くなるのも事実。ただ本作がなければスターウォーズも生まれなかったでしょうし、ジョージ・ルーカスの歴史を知る上でマニアの方は観てて損はないのかもしれません。
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