「拝啓椿三十郎、いやもうちょっとで四十郎様‼️」椿三十郎(1962) 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
拝啓椿三十郎、いやもうちょっとで四十郎様‼️
黒澤明監督が「隠し砦の三悪人」「用心棒」に続いて映画の本当の面白さを満喫させてくれる娯楽時代劇の決定版。まず冒頭、9人の若侍たちの会話で藩で起きてる不祥事を観客に完璧に把握させてくれる話術の妙(次作の「天国と地獄」では会社の株主の在り方を説明してくれる)、三十郎が追っ手を見事に追い払い、捕まっていた奥方と姫を三十郎が踏み台(三船さんの苦痛顔)になって助け出し、敵方侍の小林桂樹がちょこちょこ押入れから顔を出し、捕まった若侍たちを助け出すための三十郎圧巻の30人斬り、水の流れに乗った白と赤の椿たち、一瞬でキマる三十郎対室戸半兵衛まで、1時間36分がアッという間‼️本当に面白い‼️黒澤明監督にはあと数作娯楽時代劇を作って欲しかった・・・
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