「映画の教科書」椿三十郎(1962) いもりりさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の教科書
無駄がない。表現したいことが濃密、簡潔に伝わってくる。
テンポがよいし、話の流れや場面場面を理解しやすい。
個性付けも秀逸。
少しの描写でそれぞれの魅力的な個性を表現する。
対比が美しい。
静と動、知者と愚者、赤と白、それぞれが引き立っている。
ただ古い映画なので今見ると許容しづらいところもある。
例えば名場面とされるシーンの中での血飛沫。
さすがにあれはCG全盛の今見ると、スっと入ってこない…。
コメントする