「その部屋の正体は危険な味でした」1408号室 カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
その部屋の正体は危険な味でした
劇場宣伝では、突然クライマックス、
1408号室での戦いのオンパレードで、
何故、そんなことになったのか
この辺のところがわからなかったので、
ただひたすらに怖い映画、
そんな先入観からこの映画を見てしまいましたが、
ちゃんと観てみると、
ジョン・キューザック演じる主人公、マックスは
いわく付の部屋を調べ、
そのネタを仕入れながらオカルト小説を書いている
作家だという事が解りました。
妙に納得です。
このマックス、売れない作家で、
書店での講演会をしても、熱烈なオカルトファン以外は
人もまばら、凄いリアリティを感じちゃいました。
そんな彼にドルフィンホテルから挑戦状が届きます。
1408号室に泊まった人間は全て死んだ、
一時間と持たない、と。
マックスは勇んでその部屋へ乗り込むのですが。
確かに、不思議な現象がおき始めます。
タネは、直ぐに明らかにされるので、
怖さは半減しているはずなのですが、
それでも、
そこは製作者側も力を入れて作っているので
そこそこ、怖いのです。
でも、ステーブン・キングの作品はそれだけじゃありません。
いつも、怖さというコーデングをした人間物語を描いています。
その人間物語の味付けの評価は
人それぞれでしょうが、
今回は私のテイストに合いませんでした。
残念!
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