「人の悲しみを突く悪意こそが最も怖いのかもしれません」1408号室 モウリさんの映画レビュー(感想・評価)
人の悲しみを突く悪意こそが最も怖いのかもしれません
12日科学技術館にて試写会。Jキューザックの作品は『アイデンティティー』以来です。(あの作品もサスペンス作品としては秀作、いい映画でした。)本作もなかなかよく出来ています。Sキングの映画の中で興行収入NO.1という触れ込みですが、その宣伝文句に期待しすぎなければ、それなりにホラー映画として楽しめるのではないでしょうか?
ところで、Sキングの映画は何故か、子供の死にまつわる作品が多い気がします。『ペットセメタリー』『スタンドバイミー』『グリーンマイル』も然りです。人の最大の悲しみ・弱みであり、それを容易に受け入れられないものはやはり「子供の死」であり、そこを突かれた人間はダークサイドに陥る・・・それこそが正に恐怖なんだな、とあらためて実感した次第です。
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