劇場公開日 2023年6月25日

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チャイニーズ・ブッキーを殺した男のレビュー・感想・評価

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4.5歳を経るごとに深く染みていくカサヴェテス作品

2021年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

若い頃は全く魅力がわからなかったカサヴェテス作品。でもこれが20年経つと自分でも驚くほどのめり込んでしまうのだから不思議なものだ。とりわけ私が衝撃を受けたのが本作である。やはりセリフで筋書きを説明する野暮は一切しない。相変わらず、俳優の動きや表情、些細なやり取りから話の輪郭線を浮かび上がらせるやり方だ。そこに今回はもう一つの要素として”ハードボイルド”が加わる。ストリップ劇場のショーを取り仕切る支配人でありながら、借金がかさみ、殺人を強いられる主人公。そんな崖っぷちまで追い込まれた男が、最後までショーの芸術性を気にかけ、芸術家精神を貫こうとする。彼の心境はおそらく娯楽性と芸術性の間で揺れるカサヴェテス本人のものでもあるのだろう。映し出されるショーが笑ってしまうほどのクオリティであることも巡り巡って胸を鷲掴みにする決定打となる。この歳になってカサヴェテスの面白さに泣かされるとは思わなかった。

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牛津厚信

2.5長い

2024年9月4日
PCから投稿

始まった時は 望遠レンズでパンしまくるので 珍しいなと思って新鮮に感じた。しかしそういうものは30分ぐらい見てると飽きる。1時間ぐらいまではこの映画のもつ 独特の雰囲気に飲まれたというか 楽しめた。しかしその後がだんだん 退屈になってきて・・とにかく長い 、長すぎる ってなった

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タンバラライ

2.5残念だが世界観を理解できず。

2023年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

多くの方が高評価だが独特のカメラワーク、こだわりの演出、展開の理不尽さと不条理さにとうとう最後まで付いていけなかった。

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mark108hello

3.0特集4作目に

2023年11月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

寝られる

なっても、カサヴェテスはドラマを描くつもりは無いようだ。コズモが腹を射たれてからのダラダラがその証拠、脚本も彼なので全て納得ずくなんだろうが。ただ今作の最後、店のスタッフの全員紹介は自分の映画製作スタッフたちへの感謝とねぎらい、これは間違いない。
しっかし・・洋邦問わずヤクザ者のやり方は変わらないもの。

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トミー

4.0主人公のアホさにはちょっと引いてしまった。しかしそこはカサヴェテス...

2023年8月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公のアホさにはちょっと引いてしまった。しかしそこはカサヴェテス独特の雰囲気に魅了される。カサヴェテスのあの撮り方は俳優部を信じているとともに、
映る範囲を狭くして予算を抑えているのが銃撃戦前後でよくわかった。
見てよかった。

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kazuyuki

3.5いいしみったれ。

2023年7月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

いいしみったれ。

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ouosou

3.5劇場で観たかった

2021年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

この時代の空気感を感じる為に、配信ではなく本当は古びた映画館で観たかったです。私が小さな頃に観た刑事ものやヤクザもののテレビドラマは、カサヴェテスの影響を受けてそうだな。ストリップクラブ経営の主人公の生き様に男の美学が溢れているので、男性が好みそうな作品です。フィルムはやはりカッコ良いです。

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ミカ

5.0哀愁漂う素敵な生きざま

2020年5月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

興奮

自分の城であるストリップ・クラブを命を懸けて守る男の話

パッと見はカッコ悪いが、自分の美学を貫き通す生きざまは、惚れ惚れするほどカッコいい。

時代遅れの生き方かもしれないが、こんな風に生きたいと思うし、こんな人が報われてほしいと思う。

映画の作りとしては、説明が極端に少なかったり、意味がわからない長回しがあったりと一筋縄じゃいかない作りになっているが、登場人物の表情や仕草などから読み取る言葉にならない感情の方に重点がおかれていてとても良かった。

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柴左近

3.5"クレイジー・ホース"

2019年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

難しい

萌える

オープニングとエンディングロールが最高にカッコ良くて、それだけで魅了される。

ギャング物かと思いきや、イメージしていたようなドンパチがある訳でも無く、核となる場面を間に挟み、後は淡々と地味に進む印象はあるが、全体的に雰囲気が好みで渋い。

面白味がイマイチ解らないショーや、意味が無いように映るシーンも含めてカサヴェテスの長回しが、観ていてクセになってくる。

騙し討ちにする組織や"チャイニーズ・ブッキー"含めたギャングに主人公の"コズモ"と背景が解らないまま、最後まで不穏な空気を醸し出す残り香が!?

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万年 東一

4.5男の背中

2017年12月18日
PCから投稿

悲しい

萌える

負け犬人生と言えば、誰もがそうなのではないか?等身大の人間の中の哀愁と郷愁が滲み出る。救えない人間なのに、誰もが彼を愛し、彼は誰をもを愛したんだろうな。

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ドラゴンミズホ