チャイニーズ・ブッキーを殺した男のレビュー・感想・評価
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歳を経るごとに深く染みていくカサヴェテス作品
若い頃は全く魅力がわからなかったカサヴェテス作品。でもこれが20年経つと自分でも驚くほどのめり込んでしまうのだから不思議なものだ。とりわけ私が衝撃を受けたのが本作である。やはりセリフで筋書きを説明する野暮は一切しない。相変わらず、俳優の動きや表情、些細なやり取りから話の輪郭線を浮かび上がらせるやり方だ。そこに今回はもう一つの要素として”ハードボイルド”が加わる。ストリップ劇場のショーを取り仕切る支配人でありながら、借金がかさみ、殺人を強いられる主人公。そんな崖っぷちまで追い込まれた男が、最後までショーの芸術性を気にかけ、芸術家精神を貫こうとする。彼の心境はおそらく娯楽性と芸術性の間で揺れるカサヴェテス本人のものでもあるのだろう。映し出されるショーが笑ってしまうほどのクオリティであることも巡り巡って胸を鷲掴みにする決定打となる。この歳になってカサヴェテスの面白さに泣かされるとは思わなかった。
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長い
特集4作目に
主人公のアホさにはちょっと引いてしまった。しかしそこはカサヴェテス...
主人公のアホさにはちょっと引いてしまった。しかしそこはカサヴェテス独特の雰囲気に魅了される。カサヴェテスのあの撮り方は俳優部を信じているとともに、
映る範囲を狭くして予算を抑えているのが銃撃戦前後でよくわかった。
見てよかった。
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劇場で観たかった
哀愁漂う素敵な生きざま
"クレイジー・ホース"
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