ファンタスティック・フォー 銀河の危機のレビュー・感想・評価
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普通
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星を食らう者に仕える宇宙人・シルバーサーファーが地球を襲う。
が、この宇宙人は自分の星を守るため、主人に脅されながら仕えているだけで、いい奴である。
そしてスーに優しくされたこともあり、
主人もろとも自爆して死亡(実は生きていた?)、地球は守られた。
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こういうヒーロー物のシリーズに期待してはいけないだろうけど、シナリオに繊細さがない。
シルバーサーファーは何で最後に自爆しようと思ったのか?
スーが優しかったから、では説明がつかない。それほど接点があったわけでもないし。
まあそれを期待しないと割り切れば、全体に爽やかで軽快な映画だと思う。
監督さんよォ ※大したネタバレはなし
監督にメンチ切りたくなる映画。
前作よりだいぶ雑になりましたねえ。色んな国を飛び回るし宇宙にも行っちゃうし、細かいことはウルセェ黙ってろとでも言いたげな出来。
当時「美人女優」として演技力は期待されず、実力が伴わないうちに突如有名になってしまい、必死に演技を頑張っていたジェシカ・アルバに対し、本シリーズの監督は「お前は見た目が良いから雇っただけなんだから、演技なんかしようとしなくていい。泣こうとするな。涙なんかCGで付け足せばいいんだから」と言い放ったクソ野郎とのことで、もう何かその時点で高評価なんかつけたくないんですが、Wiki見たらそもそもその後あんま活躍してないみたいですね。
俳優に向かって「演技なんかしなくていい」って、俳優のやる気を著しく削ぐ暴言だし、俳優が演技でやろうとしてるのを止めて「CGで足しときゃ良いよ」なんて言っちゃう監督じゃ、大した作品作れなかったんだろうなあ(ここぞとばかり悪口)。
とはいえ、『ファンタスティック・フォー』といえば当時「アメコミ?何それ?」レベルだった日本でもそこそこ有名になった映画でして、自分も何となく「岩のおじさん可哀想だなぁ」くらいの印象には残ってました。が、世間では『ファンタスティック・フォー』といえばジョニー・ストーム(イケメン)!だったそうで、この役によってジョニー役のクリス・エヴァンスは知名度を急激に上げた…とのこと。
その影響か、続編の今作では4人の中でもジョニーがメインキャラというか、もはやほとんどジョニーの成長物語になっています。
が、正直言ってこのジョニー・ストームというキャラ(とリーダーのゴム人間)、当時からまーーーーーーったく記憶に残っておらず、「ファンタスティック4」ってくらいだから4人いたはずだよな、消える女の人と岩のおじさんと…え、ダレ…?でした。敵キャラすら記憶になし。ジョニーの何がそんなに人気を博したのか…
一緒に見たはずの家族に訊いたら「あぁ、あの皆にいちいち反抗してたヤツ?いたいた。え、覚えてないの?」と言われました。どうやら家族は記憶から抹消されるほどではなかった模様。
映画のジョニーの設定、もう20歳超えてたはずなんですが、確かに何かというと反抗し、逆ギレし、気に入らないことがあるとすぐ飛び出していくただの思春期のガキなんですよね。…と、見返して記憶に(悪い方に)刻まれました。
そんなジョニーは作中でもモテモテモテ男なんですが、現実世界でも大人気だったとのこと。…世の女性はやっぱこういうチャラくさい男が好きなんですか…?別に女性人気だけじゃないのかもしれませんが…キャラが立ってるというのが大事なのかな、やっぱり。
…一番キャラ立ちしてたのは岩のおじさんだろ(小声)。
とにもかくにも、姉のスーとリーダーのリードが結婚することになり、イチャラブこいてるのを見たジョニー、(20代にして)ようやく大人の階段をのぼり始め、「俺はもう大人なんだ!」「俺の人生こんなんで良いのか?」と考え始めます。かなり遅い気付きですが、下半身に脳みそを明け渡したまま青春を走り抜けたタイプのようなので仕方ありません。
で、何やかんやあって大事な姉に何かあっても傍に駆け寄ることも許されなくなり、反抗ばかりしてめんどくせぇ奴だったジョニーは、ようやく普段から人ときちんと向き合うことを考えるようになります。
バトルはシルバーサーファーと呼ばれるダッセェ銀色全身タイツさんが空中サーフィンしながら地球を滅ぼそうとしてくるので、それを撃退しようとするも、真の敵は別にいましたっていうありがちなオチ。
というかシルバーサーファーが割とすぐ悪い奴じゃないとわかるので、オチもクソもない。
なので、バトルシーンはどちらかというとオマケなのかも。
一応アクション映画のカテゴライズだからとりあえずバトルやって体裁整えてるものの、スー役のジェシカ・アルバとジョニー役のクリス・エヴァンスで客を釣って、とりあえずその2人の裸(?)を出しときゃ高評価だろ!みたいなゲス監督の思考が透けて見えるようです(ここぞとばかり悪口)。
俳優の演技、撮り方、映像、どれを取っても微妙で、ラストで日本らしき場所が出てくるんですが、これもテキトーな作り。どこだよそれ?そもそも本当に日本かそれ?
昔のアメリカ映画は、今よりずっとアジア圏の見分けのついてないアメリカ人がテキトーに「日本のイメージ」で作ってたので、酷い出来なのはわかりますが…うーん、それにしても雑。ほんと、どこを取っても「雑」という言葉がふさわしい作品です。
監督の暴言のせいなのか何なのか、俳優の演技ももう、完全に「演技です!」「セリフ喋ってます!」という感じのシーンも多々あり、あまり乗り気でないのが窺えます。何だかなー。あんな暴言吐いといて、イベントではシレ~ッとジェシカ・アルバの腰抱いてやがるんだからまったくこのクズ監督の神経がわからん(ここぞとばかり悪口)。
唯一ストーリー(というか設定というか話の枠組みだけというか…)はまあまあ面白くて、これは前作も同じなんですが、監督が違っていればもっと良い作品になったのではないかなぁと。
とはいえ、リブート版『ファンタスティック・フォー』が2015年に出ていますが、こちらも監督と脚本家が険悪で、まさかの脚本が完成しないままに撮影を始めちゃった作品。
更に、「リブート版なので思い切ってスー&ジョニー姉弟に黒人を起用したい」と申し出た監督はスタジオから猛反対を受け、無理やりスー役を白人にされた挙句、ジョニー役だけでもと黒人俳優を起用したら、殺害予告が届いたり撮影中ずっと強い批判にさらされ続ける等、印象を下げる話ばかりが後を絶たず、興行的にも大失敗という最悪の結果に。
『ファンタスティック・フォー』って呪われてるんですか??
そんな呪われた(?)『ファンタスティック・フォー』ですが、またしても三度目の正直とばかり、今度はMCU版を製作することが決まったそうで、監督はMCU版スパイダーマンシリーズのジョン・ワッツ監督。
製作に入るのは『スパイダーマン』の3作目を作り終えてからではないかといわれており、まだまだ何の予定も決まっていない様子…またコケてもショックを受けないよう、期待値は低めでいっとこ。
1作目を見て面白いと思った人と、クリス・エヴァンスのファンの方々にはお勧めしますが、他は…ただひたすらクォリティーの低いCGとクソガキジョニーの反抗期を見せられますのでご注意。
前作と同じこと
7年前に見た時の感想は「面白いけど勧めるほどではない」だった。
最近になって見直すと、思ってた以上に残念だった。
まず一つ、
リードがサーファーを捕まえる方法を思いついて、それを将軍に伝えるシーンでの会話が、ちょっと安易すぎな気がする。
将軍が「どんな仕組みだ?」って聞くとリードは「磁場を発生させボードと切り離す」と答えるけど、説明が足りないというか、細かい所で手を抜いてるように感じるほどざっくりした設定だった。
磁場を発生させると何がどうなって捕らえられるのかって説明が、もう少しあるだけで説得力も増すし、リードの天才ぶりも際立つ気がする。
しかも、それを聞いて将軍は「網にかかった魚か?」って返すんだけどこれも会話がスムーズ過ぎて、それまで悩んでたシーンは不要なんじゃないかってぐらいあっさりだった。
リードは天才キャラなんだからもっと専門用語を出してまくし立てる感じの方が良かったんじゃないですか、っていうのはでしゃばった発言ですね。
がっかり2つ目。
中盤以降に出てくるチームの専用機があるけど、あれ、見た目がちょっとダサくないか?
分裂して相手を陽動したり囲んだりする、そのギミック自体はかっこいいと思う。
シンプルだし曲線も多めでスマートさはあるんだけど、ジェットコースター3列分みたいでパッとするようなかっこよさは感じなかった。
これはCGのレベルがどうこうって話じゃなくてデザインの問題だと思う。
って不満な所を2つ挙げたけど、それは細かい事であって本当に残念なのは次の問題。
結局ラスボスはサーファーが倒して、チームは何もする事が出来ていない。
これはもう別のヒーローを応援しろっていう事なんですかね。力を合わせてもどうにも出来ない事をどうするか、っていう事は提示してない。
サーファーが原作で人気のキャラだから見せ場を持たせたのかもしれないけど、美味しいとこかなり持ってっちゃってる。
それに比べてチームは前作と同じ敵とまた戦ってて、結局やってる事は前作と同じ。
正体を公表してるヒーローとしての葛藤とか前半で話されてるけど、その問題を解決するようなクライマックスでは無い。
登場人物の悩みは前作を踏まえてだけど、敵が同じだから、ストーリーとバトルの解決が交差しなくてカタルシスが薄い。
でもまぁラスボスがあんなに壮大な敵なら、大体のヒーローはどうにも出来なさそうなレベルだし仕方ない……かも?笑
それでも好きなところはある映画です。
序盤、結婚式の最中にチームが初めてサーファーと遭遇するシーンとか。
サーファーを追うように命令されたジョニーが高級スーツが燃えるのを渋るのが面白かった。結局諦めるジョニーの演技も良かった。
クライマックスの能力全部乗せもかっこいいしグッと来た。
今なら当時のCGは、もう劣って見えてしまう部分もあるし、これは衣装(美術?)の話だけど、ベンの岩肌とかはもうコメディにも見えちゃいそう。
でもこの映画で不満なとこはそこじゃなく、先ほど挙げたようなセリフや物語上の作り込みの甘いところです。
予告編のシンプソンズが… D'OH!
ジェシカ・アルバの顔が…なんだかシャープになりすぎてる気が。前作のもう少しむっくりした感じの方がいいんだが…。
今回は「バカバカしいけど楽しい」のラインからやや下がり、単に「くだらない」の域に少し入っている。CGもサーファーとジョニーのチェイスなんかは凄いけど、馬鹿騒ぎダンスでのリードの伸びる手なんかはモロにアニメ。こういうところで手を抜いては興ざめ。悪役ドゥームは相変わらずつまらないし、軍人のキャラクター造形は将軍も女士官も酷すぎる。
残念ながら、このシリーズを映画館で観たいという気はないんだけど、多分心躍るメインテーマが無いのも理由かも。『X2』でも味気なかったジョン・オットマン、ダニー・エルフマンに弟子入りしてください。
今後も期待できるシリーズに成長したかな?
期待していなかった作品が中々良かった時というのはうれしいもので、正直「どうかなー?」と不安だっただけに喜べる作品でしたね。
原作を知らない私にはこのシルバーサーファーというキャラ自体どういう設定なのか知らなかったのですが無知識で見てよかったと思う。「プラネットイーター」ことギャラクタスという奴の下僕という設定がいいですね。またサーフボードに乗る理由も何となく納得。スタン・リーってすごいですね~。(今回もカメオ出演してました!!)
最近コミックの映画化が続きますがコケる作品も多いですが、こちらは次回も期待できそうですね。
でも出来れば、シルバーサーファーだけのスピンオフの方が見たいかな~。
時間は1時間30分ちょいと短め。もうちょっと長くてもよかったけどな~。
来年は『アイアンマン』、『インクレディブル・ハルク』とまたコミックの映画化が目白押しなんで楽しみですね。
この作品、軽いノリで気軽に見れるのでお勧めですね。
間違ってない?
今回結婚することになったスー(ジェシカ・アルバ)。話の中ではリードと何度も式をしようとしてたのに、事件や邪魔が入って何度も順延しているらしい。ちょっとお気の毒。でもとうとう挙げるのが、これ!?・・・ですか。どなたがニッポンひいきか知りませんが、ちょっと違うでしょう!
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