劇場公開日 1987年5月16日

「国境沿いの町に血の雨が降る」ダブルボーダー みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0国境沿いの町に血の雨が降る

2017年7月4日
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鑑賞方法:映画館

興奮

男性アクション映画の雄ウォルター・ヒルがニック・ノルティと『48時間』に引き続きタッグを組み、サム・ペキンパー監督の『ワイルドバンチ』にオマージュを捧げたバイオレンス映画。
最初、画面に登場した時は全身白ずくめで顔立ちも綺麗だった麻薬王演じるパワーズ・ブースが、後半、汚い髭ヅラとなり、着ている衣装も突然小汚くなってしまったのが実に不思議でした。
ノルティの方が父親として慕っていた先輩保安官を失い、恋人までかつての親友ブースに拉致られると言う悲劇に見舞われながらも、憔悴したそぶりを微塵も見せず、どんな時であろうとも口髭の手入れだけは欠かさない、そんな余裕綽々なところがあった。
恋人にはいつまでも煮え切らない態度を取り続けていたが、タフガイはまず自分のお洒落からなんだろうか?
またラストの無理やり的な早撃ちの決闘シーンも理解し難い。
物語のお膳立ては良かったが、全体的に散漫な印象を受けた。

みつまる。