劇場公開日 2007年6月16日

「迷宮入り事件(正確には未解決事件)を題材にしたらやはり迷宮入り風映画にしかならないのかなぁ。前半の1/3はサスペンスフルだが、段々「事件記者」(古!)みたいになっていくし、ラストも無理矢理感あり。」ゾディアック もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5迷宮入り事件(正確には未解決事件)を題材にしたらやはり迷宮入り風映画にしかならないのかなぁ。前半の1/3はサスペンスフルだが、段々「事件記者」(古!)みたいになっていくし、ラストも無理矢理感あり。

2022年5月12日
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鑑賞方法:VOD

①USAでは大変有名な事件らしいですね。ただ、恥ずかしながら全く知見がなかったので真っ白な状態で鑑賞できました。②ディヴィト・フィンチャーの映画のあの空気感というか、澄んでいるんだけと緊張感が漂っているような、映像の感触は結構好きです。③前半1/3くらいまでの、殺人シーンや犯行未遂シーン及びゾディアックからの犯行宣言・犯行予告に対応する地元新聞社・地元警察の活躍を描いたパートはサスペンスフルでなかなか宜しい。④有能で真面目な刑事にマーク・ラファエロ、有能でちょっと変わった記者にロバート・ダウニーJR、真面目で一本気な漫画家にジェイク・ギレンホークとキャスティングも適材適所で宜しい。⑤問題は映画も半分を過ぎてからの描き方だ。殺人は行われなくなり予告や犯行宣言も来なくなり捜査は停滞。この状態で観客の興味・感心をどうラストまで持たせて行くか、この映画では上記三名のその後の動きに従って進んでいく。⑥

もーさん