ダウン・バイ・ローのレビュー・感想・評価
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ザックにジャック 〜 僕の友達
片言の英語しか話せないイタリア人のロベルトをロベルト・ベニーニが軽妙に演じる。彼の恋人となるニコレッタを、愛妻のニコレッタ・ブラスキが演じる。
DJ ザックをトム・ウェイツが、チンピラのジャックをジョン・ルーリーが演じる。二人の目の表情、間になんとも言えない味わいが。
ーバズ・オフ!( 消えな! )
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (字幕)
ヘンテコ3人組
話のあらすじから普通は見せ場にする場面を取っ払って他の映画の画面には入らない間のシーンを延々淡々と繋げていく感じ。ふわ〜っと肩の力を抜いて見たけど次の展開迄の尺が長いので基本のあらすじは知ってから見といてマジで良かったなと。この時間の流れかたを知らずに見ると起承転結を求めてしまってとても焦れると思う。
でもその分登場人物の人間味が、沁みます。
あの監獄での時間も外に出たくてしょうがなくなる気持ちが分かる。ボブが入ってからのかけ合いからは、あんなにしょうもない男だなと思って見ていたザックとジャックにも愛着が湧いてきて不思議です。
ユーモアと行動力がくさくさした人生も楽しむ秘訣かなと思わせてくれました。そして実は有能なボブほんと面白い。あれはウサギだけでなく人にも一撃必殺かましててもおかしくない。8番ボールはホラじゃない気がしてきた。
三者三様に前途多難な3人に乾杯!
ゆったりした雰囲気が最高な作品。正直ストーリーとしては薄いので雰囲...
ゆったりした雰囲気が最高な作品。正直ストーリーとしては薄いので雰囲気が好きになれるかどうかだとは思う。白黒映画だからこそ絵になるシーンが多数。今回もロベルトベニーニは浮いているが、その存在がバランスをちょうどよくしていたように感じた。
ザックとジャックは濡れ衣逮捕なのに特に怒ることもなくダルそうなだけで面白いし、ベニーニが来たら庭からさっさと脱獄したのも面白い。そしてベニーニが急に恋人を作るのも訳がわからなくて笑えた。
この作品は終始緩い空気なので気楽に見るのがちょうどいい。
1986年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️✨
『JIM JARMUSCH Retrospective 2021』にて鑑賞。
ルイジアナの朝、ジューク・ボックスから流れてきたのは、アーマ・トーマスの"It's Rainin'"…
最高に美しいダンス場面でした(笑)
*ラスト、三叉路でジャックとザックが上着を交換するシーンが最高にカッコ良い!
ジョン・ルーリー、トム・ウェイツ、ロベルト・ベニーニ のほぼ三人で...
ジョン・ルーリー、トム・ウェイツ、ロベルト・ベニーニ
のほぼ三人で展開される物語
白黒映像と音楽がジョン・ルーリーで独特な雰囲気のある映画
ストレンジャー・ザン・パラダイスと共に
ジャームッシュの映画のイメージを俺に植え付けてくれた映画でもあった
久しぶりに観たけどやっぱり好きな映画ではある
物語はドジ踏んで刑務所に入れられる所から脱走するまでを描いてる
文字で語ると単純化され過ぎちゃうね
ちょっとした会話やシーンに面白さがある、クールな雰囲気の映画です
愛おしい人たち
最初はモノクロームのハードボイルドでありながら、脱力系の台詞のオンパレード。最初からつまらなさ満載だったのだが、ロベルト・ベニーニが加わると、俄然面白くなってくる。
殺人を犯したというイタリア人旅行者のロベルトは英語が得意じゃなく、メモ帳に頼っている。牢獄の中では「アイスクリーム」と大合唱するところが楽しい。
逃亡の末、行きついた先がルイージの店。そこには一人イタリア娘ニコレッタが住んでいて、あっという間にロベルトと恋に落ち、ロベルトはそこに永住することを決意。ジャックとザックは互いに反目しあう仲であるが、なぜか惹かれ会うところがある。ラストの岐路。二人が別々の道を選択するという人生の投影が白黒映像にぴたりと当てはまる。
ロベルト・ベニーニとニコレッタ・ブラスキとは夫婦。彼の映画では必ず出てくるようになった。
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