「狂気ーそれがスパルタだ!」300 スリーハンドレッド 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
狂気ーそれがスパルタだ!
クリックして本文を読む
狂気ーそれがスパルタだ!
と主人公自ら叫んでいるように、
この映画は「闘う狂気」を描いたものである。
別な言い方をすれば
正義とか大義とか誇りとかを貫こうとすると、このような「狂気」に行き着いてしまうということか。
ザック監督は、
これ歴史じゃなくて活劇ファンタジーなんですよ
と言い訳しながら、残虐なシーンを積み重ねていく。
あまりにも積み重ねすぎたため、
ファンタジーにしても不謹慎すぎるだろという批判も当然であるが、
その残虐さは、大義と狂気の境目を描いており
「そもそも正義ってなんすか?」という問いかけにも見えるんである。
--
ザック監督は
この物語を表現する上で必要だったから、やり過ぎともいえる映像を作りあげたのか、
それとも「闘う狂気」を隠れ蓑にして映像的に好き勝手に作りたかっただけなのか、
どっちだろう。という疑問も残る。
コメントする