劇場公開日 2007年6月9日

「超絶エンターテイメントの根底に思わぬ政治的メッセージ」300 スリーハンドレッド 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5超絶エンターテイメントの根底に思わぬ政治的メッセージ

2012年9月19日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD

単純

興奮

古代スパルタ国の闘いを描いたグラフィック・ノベルの映画化。
監督のザック・スナイダーは本作で名を上げ、そのケレン味たっぷりの超絶エンターテイメントの手腕になかなか興奮して見た。
バイオレンス描写、スローモーション、実写とCGを融合したインパクトのある映像世界…う〜ん、「北斗の拳」もこういう感じで実写化出来そうだな、と一人で納得していた(笑)

作品はエンターテイメントだけど、政治的メッセージをうっすら感じた。
この映画が公開された2007年、アメリカはまだイラク戦争真っ只中。
“テロには屈しない!”アメリカの姿が、“侵略者とは断固闘う!”スパルタ国と被って見えた。
まさかこんな政治的メッセージを織り込んで来るとは…。
いや、深読みし過ぎか?

近大