劇場公開日 2007年6月9日

「【”決して逃げるな!降参するな!”スパルタ人としての誇りを忘れずにペルシャの大軍と闘ったレオニダス王達の姿に引き込まれる作品。】」300 スリーハンドレッド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”決して逃げるな!降参するな!”スパルタ人としての誇りを忘れずにペルシャの大軍と闘ったレオニダス王達の姿に引き込まれる作品。】

2021年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

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ー 当時の資料によると、今作はペルシャ戦争の中のテルモピレーの戦いを描いているとの事だが、序盤から史実を忘れて、レオニダス王を演じたジェラルト・バトラーを始めとしたスパルタ軍の戦士の盛り上がる胸筋、見事に割れた腹筋と、重そうな鉄兜(格好良い)、盾、飛び交う鉾、そして肉弾戦の”圧”の凄さに魅入られた作品。ー

 ・映画館で観た際には、どこまでが本当で、どこからVFXなのか分かりやすかったのではあるが、スパルタ王レオニダスと、ペルシャ王クセルクセス(ロドリゴ・サントロ:鼻輪を始め、顔中の装飾品にために、誰だか良く分からず・・)が率いる大軍との、濃い肉弾戦が大スクリーンで展開されるので、引き込まれたなあ・・。

 ・ストーリーは、いたってシンプルで、大軍を率いるペルシャ王クセルクセスに対し、評議会からは反対されつつも、スパルタ人としての誇りを忘れてはいけない!と僅か300人で戦闘にするレオニダス王達の姿を、暑苦しい程の濃さで描いている。

 ・勿論、レオニダス王の妻ゴルゴ(レナ・ヘディ:美しき也。今作後、「高慢と偏見とゾンビ」で妖艶さを見せてくれた。)と王との愛撫のシーンや、ゴルゴに取り入り、王の座をねらうセロンのような悪役もキッチリと仕事をしている。

 ・ペルシャ王クセルクセスの秘密兵器、イモータルズ(死の軍団)などの銀甲冑の意匠は、その後の映画にも影響を与えているのではないかなあ・・。

<今作は、武闘派ジェラルト・バトラーの魅力全開作であるが、その後の「エンド・オブ・シリーズ」を始めとした数々の武闘派映画で、常に高レベルの面白き作品に出演しつづけているのは、きっと幼き頃から、スパルタ教育で育てられたからであろう・・。
 ちなみに、若きマイケル・ファスペンダーも、美味しい役どころで出演しているが、劇場では分からなかったなあ・・。>

<2007年 劇場にて鑑賞 鑑賞記録なし>

<2021年3月10日 別媒体にて再鑑賞>

NOBU