HERO（2007）のレビュー・感想・評価

総合：70点
ストーリー： 65
キャスト： 75
演出： 65
ビジュアル： 70
音楽： 65

　数多くの豪華俳優陣。全体的な物語とかはそれなりでした。最後の裁判の場面はいいけれど、途中は何か普通の平日の夜九時くらいにやっている軽いテレビドラマを見ているよう。

　しかしテレビドラマ版を見ていないので、この映画だけを見ると過去の話の部分がわからなくて物語が中途半端に感じる。それに、いわば自営業の弁護士ならばともかく、木村拓也演じる検察庁に雇われの主人公の検事が服装だけでなく態度もあまりにも検事に見えなくて違和感がある。とても法律問題を扱うようには見えない軽さが映画の途中まで少し気になった。

さすがキバヤシ。
週間マガジンの全盛期を支えた人間が
スタッフに入っているだけはある。

それぞれのキャラクターも確立されていて
誰が見てもわかりやすい作品です。

お金がかかってない映画でも楽しいものは
楽しいです。

全体的にうまく作り過ぎている気がしました。このニュアンス、わかってもらえるでしょうか。老若男女、万人に受け入れられるために、笑いも泣きも、カッコよさもかわいさも渋さも全部バランスよく詰め込んで、結果的にテレビっぽい、ちょっとチープな感じがしました。

　でもそれはそれでちゃんと楽しめたと思います。

　ラブストーリー的な要素やコミカルな要素も悪くありませんが、個人的にはやっぱり、どうやって犯行を立証するかという部分が結構ちゃんとしてたので満足度が高かった気がします。

いい意味で、楽しさを感じられる要素が詰まった映画でした。
久利生のひたむきさ、かなり個性的な仲間（豪華メンバ）、仲間の暖かさ、権力への反抗。

もし自分が作るなら、議員・囚人との因縁がわからん・・・、など久利生さんの過去がもう少しわかりやすくすると、久利生さんのキャラの魅力がさらに増したかなあ、と思ったりしました。

個人的には、「千本ノック」の言葉がかなり気に入っています。

私は、山口の事件のドラマを見ずに映画を見てしまいました。。。だからところどころわからないとこがあったけど、それでもすごーく面白かったし、最後にはやったね！って気分になることができた♪
ほんとに見てよかったぁって思えた映画でした。

公開日初日に見て、その１週間後に山口のドラマがテレビでやるとゎー！
ほんとにショックでした。。。せめて公開日前にやってょ、って感じでちた(/_<。)ビェェン

もしこれから見る人がいたら、絶対に山口の話を見てから見た方がいいです！

でも今まで続いてきたHEROの締めには相応しい締め方だったので幸せな気分になれますょ☆

いまさら「ＨＥＲＯ」を映画化？？時期的にかなりおかしい気もするけど、根本的なところから言ってフジテレビ系ドラマシリーズの映画化っていうのはまさに危険なものに手を出すと言ったもので大半がコケるものとなっている。これに関してもドラマとＴＶスペシャルで予備知識を持っていない人が観ればお粗末な裁判ごっこ言ったところだろう。

　不覚にもフジテレビの策略によって再放送されていたＴＶシリーズとつい最近、再放送されたＴＶスペシャルをなにげに観ていただけに、予備知識が頭の中にある程度あったから悪い出来だったけど、個人的にはそこまで悪いとは思えなかった（＠＿＠）これこそフジテレビのマインドコントールだろう！！

　しかし正直言って、おもしろいといってもテレビシリーズの１エピソードとしては．．．というおもしろさの感じ方なだけにこれを劇場でワザワザ観るべき作品なのか？？と聞かれると疑問である。映画だからといって無理やり韓国スターのイ・ビョンホンを出演させたところでクオリティが上がっているとも思うことができず、あくまでテレビと同じクオリティとスケールなんだよね（＞＿＜）

　もうちょっと冒険してもよかったと思うけど、フジテレビ系のドラマ映画化で冒険して変に映画的にするためにエンターテイメント性や娯楽性を盛り込んで失敗に終わっている「アンフェア」や「西遊記」を観るとなんとも言えないのが現実だよ（＠＿＠）結論から言って、フジテレビはお茶の間で観るに限るってことですよ☆もうドラマを映画化しないでよ！！って言ってたら今度は別局のドラマ「スシ王子」や「花より男子」などの映画版が公開されるらしいけど．．．もういいよ（＞＿＜）

一見さんお断り。TVシリーズを見ていない人には細かなユーモアは通じない。広い客層を狙った劇場用映画化にしては大胆なつくりだが、最近はこうした作品が増えている。そもそも続編はこうしたオリジナルのファンに向けてサービス旺盛に作られるべきで、その点で今回の劇場版には合格点をあげたい。物語自体は劇場版になっても変わり映えせず、ゲスト出演者が豪華になったのと（パブリシティ狙いのすごいキャスティング）韓国ロケに行ったのが目立つくらい。でもオリジナルの空気をむやみに変えないのも成功の秘訣。背伸びしすぎないつくりに好感。

城西支部のメンバーを大画面で見れたのはうれしかった。
ＳＰからの中井貴一や綾瀬はるかに加えて、松本幸四郎らが
加わり豪華すぎるメンバーとなった。
さすが、フジテレビの看板ドラマだ。
そのせいか、尺が長くなりすぎたように思う。
韓国パートが終わってから裁判が始まるまで中だるみが激しかった。
ラストは個人的にアリだと思う、感動した！

ドラマを見ていないのに、見に行きました。
内容は、ドラマを見ていなくても問題なし。
逆にドラマの内容が読めそうな映画内容でした。

ローテンポながら、イライラしない程度に展開していくので、
（最近、2時間を裕に超える映画が多いせい？！）
2時間10分が短く感じました。

個人的感想はイ・ビョンホンがもう少し出てくると良かったかも（笑）

本編への布石が詰まったオープニングが楽しい。
身も心も変わらない城西支部の面々，
全員に見せ場が用意されていて嬉しい。
ようやく進展が見られるラブストーリーも満足。
久利生公平の魅力に頼ったドラマは，
主に事件の部分がおざなりで消化不良。
核となる筈の蒲生は中途半端なキャラ設定なため，
裁判劇に見応えがなくて残念。
韓国パートは，裁判の緊張を緩めてしまっている。