「微妙な仕上がりが残念」インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 かみぃさんの映画レビュー(感想・評価)
微妙な仕上がりが残念
自ブログより抜粋で。
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冒頭から冒険活劇の名に恥じないアクションに次ぐアクションの連続、ノンストップで飛ばしまくる。
スティーブン・スピルバーグ監督の演出も冴え渡り、見応えは充分。
しかし、なぜかノリ切れない。インディが老いたせいではない。個々のアクションは素晴らしいのだが、物語そのものに魅力を感じられないのだ。
そもそも王道をゆく痛快娯楽作なんだから無難にまとめてくれればほどほど面白くなりそうなものだが、ごまかしきれないアイデアの貧しさが作品自体を貧相にしてしまっている。
(中略)
全体的に、どうも製作者たちが『インディ・ジョーンズ』という良質の素材に甘えてる印象を受ける。
20年近くも眠らせていた間に、志まで老いてしまったかのよう。
同じ方向性なら、今年観た『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』の方がぜんぜん刺激的で面白かったし、上映前に予告編が流れた『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』の方がはじけていそうで今から楽しみ。
出来のいいアクションシーンや、シリーズのファンがにんまりするエピソードとか、いいところもいっぱいあるのに、消化不良がもったいない凡作。
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