ダーティハリーのレビュー・感想・評価
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公開当時はいろいろ斬新だったのかな
今見ると、
イーストウッド髪ふさふさ~っていうのが第一印象。
リボルバーじゃない使えないセリフが決めゼリフ。
とやや時代を感じるけど、まぁやっぱりかっこいいか。
3とかのが面白いのかな?
スリリングなタッチ
一番好きなのは ハリーがチコと組んで犯人に
公衆電話で振り回され挙げ句絶体絶命のスリリングな展開からピンチを救ったあのズボンに隠し持っていたドスで脚を刺すシーン
たまりませんでした。後はあのせこい凶悪犯
が 殴り屋やられた後 ハリーにやられたとね
こんな破壊的なパンチ僕にあるわけないでしょって所笑えました。
ドン・シーゲル
これは単なる刑事ものとかミステリーものとかいう映画ではなく、主人公の深い人物像や生き方そして主人公の感じた何らかの深い気持ち・・・というものが伝わってくる映画である。だからその他の刑事物の作品と比べるとこの映画は別格という印象がある。
211 in progress
いきなり市中で44マグナムをぶっ放し、犯人相手に名台詞”Do I feel lucky?”をぶちかます。名刺代わりの1シーン。続いて、飛び降り自殺の現場で不用意に説得役をかって出て、型破りな流儀を見せる。ダーティハリーのやり方。法システムへの苛立ちを私刑でもって呼応する。間違っているが、間違っていることを見せることに意味がある。
闇のシーンが多いが、そこに映える十字架の外壁の白肌やライトオンされたスタジアムの緑、そして傷ついた足を踏みつける絵でズームアウトと異様なカメラワークも印象的。音楽も素晴らしい。
犯人のアンドリューロビンソン怪演も忘れられぬ所。刺されて叫ぶ、踏まれて喚く、殴られて朦朧とする、撃たれて吹っ飛ぶと、その一つ一つが目に焼きつく。
とにかくかっこいいが合わない作品でした。
主役のかっこよさはどの刑事ものにも匹敵すると思うが、自分にとっては映画というより、二時間ドラマを観ているような感覚だった。
彼が"この銃には弾は何発…"を詰め寄るシーンはかっこよかったけどもね。
冒頭ぶっ放しとラストシーンが白眉
昔テレビで吹替えを見ただけだったので改めて観てみた。ドン・シーゲル監督1971年映画。
今見るとと流石に古さを感じずにはおれない。ラロ・シフリンの音楽も当時のテイストでかなり時代を感じる。
70年代映画にあるラフで猥雑な感じ。丈長なシーンや描き方が足りないと思う所も多し。(スコルピオの行き当たりバッタリ感とか)
ちょっと食い足りなさはある。しかしキャラが素晴らしく立っているんだよねえ。
西部劇を現代刑事に置き換えた作戦は成功しドル箱シリーズとなったわけで。フィルムから臭い立つようなバイオレンスはドンシーゲルから監督イーストウッドに受け継がれたと。その原点を確認できたという点が良かったです。
かっこいい~
「ミリオンダラー・ベイビー」で俳優としてのクリント・イーストウッドに初めて関心を持った。それでこの映画を見ました。何てかっこいい!時代背景も当時の服装もすべてが興味深く新鮮。ピストルがバンバン!といった映画に惹かれるとは夢にも思わなかった。長く生きてみるもんだ!映画が色んな出会いをプレゼントしてくれる。
イーストウッドの大出世作!
イーストウッドが、ただのマカロニウエスタン俳優から、スター俳優に出世した傑作。
かなり久々に見たけど、今見ても全然面白い(^^)b
モヤモヤを撃ち抜くこの爽快感は、なかなか無いわ~
また、当時のアメリカの世相を反映していて、アメリカには変な奴が多かったんだなぁ~ってのが、よくわかる(^_^;)
でも、西部劇では百発百中のイーストウッドも、現代劇になると、なかなか弾が当たらんね…
まぁ、どーでもいいけど、ルパン三世感が凄い。
けいじ映画の凡作でした
けいじ映画の凡作でした。 中盤までは、 狡猾な犯人とハリーの対決が楽しめました。 しかし、 終盤に犯人がきゅうにばかになり、 展開もありきたりになり、 退屈な映画に成り下がりました。 残念でした。
また、 タイトルが [ダーティハリー] にもかかわらず、 なぜか映画の中では [ダーティーハリー] とよんでいました。 意味不明です。
さらに、 ハリーは最後に警察バッヂを投げ捨てますが、 なぜか続編がダーティ・ハリー 5 まで せいさくされています。 理不尽です。
渋い大人のハードボイルド
派手なアクションシーンがテンコ盛りな訳では無く物語は地味に進んで行く。
刑事と犯人を半々に描き捕まりそうで捕まらず夜の暗いシーンも多めでラストはスカっとブチ殺す。
燻し銀な渋さ全開でイーストウッドにD・シーゲルと70年代のアメリカの埃っぽい感じが漂いノワール風味にサイコな雰囲気とタダのアクション映画としては括れない良さが満載。
サソリ野郎の人権を尊重しなければならず煮え切れない現状を全くブレない"不潔なハリー"が立ち向かういバスに飛び乗る勇姿が格好良い!
現代ポリスアクションの原点
イーストウッドのイメージを決定付けた傑作。本作がなければ後の大スターにして巨匠イーストウッドはなかった。
西部劇スターだったイーストウッドがサンフランシスコ市警の殺人課刑事ハリー・キャラハンに扮する。大柄でタフなこの刑事は法律スレスレの荒っぽい捜査と反権力的な態度でダーティハリーとあだ名されている。愛用の銃は強力な44マグナム。後に雨後のタケノコようにハリーの兄弟が産まれてくる理由が分かる強烈なキャラクターだ。
ストーリーはサンフランシスコに現れた連続殺人犯をハリーが追い詰めていくというシンプルなもの。連続殺人犯は当時全米を震撼させた実在のゾディアックキラーをモデルにしている。映画ではこの犯人はスコルピオと名乗っている。スコルピオは明らかにベトナム戦争の帰還兵で現在ならPTSDの典型的症例とされるだろうが、当時はPTSDは一般的に知られておらず、ただただ不気味な狂気の存在に見えたはずだ。演じるアンディ・ロビンソンが恐ろしい存在感をみせる。
ハリーは警官としての使命感以上の私的な怒りでスコルピオを追っている。ふたりの追撃戦は首輪を喰いちぎった猟犬と狂犬の戦いになる。
監督ドン・シーゲルとイーストウッドは名コンビで本作が4作目。全5作でコンビを組み、本作の前のイーストウッド初監督作「恐怖のメロディー」ではシーゲルがバーテンダー役で出演している。余談だが本作のタイトルロールでハリーの後ろを歩くピケ帽にサングラス、口ヒゲの男がシーゲルではないかと思う。
シーゲルは50年代のB級フィルムノワールでならした名監督。ムダのない簡潔な演出が本作でも冴え、イーストウッドが師と仰ぐのも肯ける。
本作は今のアクション映画にあるようなしつこさがない。アクションは必要最低限だ。しかしシーゲルの演出が強烈な印象を残す。名シーンはハリーが夜のフットボール場でスコルピオを追いつめるところ。粗い粒子の画面とヘリコプターショット。この映画は全編が暗いカタルシスに覆われているがこのシーンが象徴的だ。
優れたアクション映画の本質が本作にはある。銃撃戦も映画的にリアルだ。弾丸が雨アラレのように降ったりしない。シーゲルの演出の冴えがここにある。
シリーズを通してハリーの名ゼリフが沢山あるのも見どころ聞きどころ。これは必ず冒頭とラストでリフレインされるのが決まりになっている。
ラストのやるせなさもイーストウッドらしい。
●アンチ・ヒーロー誕生。
70年代初頭。リベラル派と人権派が、犯罪者の人権まで声高に叫んでいた時代。
本作は、そんな時代への強烈なアンチテーゼだ。ドン・シーゲルとイーストウッドのなせる技。悪人が主張する人権と司法の壁に胸クソ悪くなる。
あれから50年。日本の死刑制度は世界から批判されるけど、よくみりゃ海外では犯罪者が現行犯でバンバン射殺されてる。そう。嫌なことはハリーのような汚れ役にお任せなのだ。
「サンフランシスコ警察で殉職した警官に敬意を表する」とある冒頭。そんな時代になることを予見してたとすれば、なんとも皮肉な話だ。
心理より暴力
シリーズ二作目は前作と変わって、バイオレンス・アクションが前面に出ている。
一作目は被害者らが何も分からぬまま犯罪者の餌食になっていく恐怖と、それに対する主人公ダーティハリーの怒りが印象的だった。
監督も変わった二作目ではハリーと犯人グループの、それぞれが同じ点に向けられた暴力のベクトルの交錯に焦点が絞られる。
ふたつの作品はそれぞれ、ハリーの心理と暴力そのものを描いている。全5作に及ぶこのシリーズの三作目はどこに焦点が当てられるのだろうか。
超久しぶりの鑑賞。ストーリーは単純明快。なのに超絶面白い。それはひ...
超久しぶりの鑑賞。ストーリーは単純明快。なのに超絶面白い。それはひとえにキャストの魅力。イーストウッド、悶絶かっこいい。そしてなんといっても鬼畜の悪党、アンディロビンソンがいい。ほんと、ぶっ殺してやりたくなります(笑)
この二人でなければ、この映画はここまで成功しなかったと思う。
ラロシフリンの音楽もまた最高。何も考えず、楽しんで、最後は爽快!ストレス解消にもってこいです。私の映画鑑賞基本型です。
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