ダーティハリーのレビュー・感想・評価
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44マグナムを持った凄腕デカ!クズ野郎に挑む!
1972年の作品、クリント・イーストウッドの代表作ですが、今回初見です。
44マグナムをぶっ放す凄腕デカ。このひと言に尽きますが、いや〜、面白かった。イーストウッドがめちゃくちゃ若くて、如何にもな古めかした映画でしたが魅入っちゃいました。
型破りの刑事ものでしたが、アクションは今観ると若干大人しめに感じてしまう。でも、ストーリーが凝っていて楽しめました。
【ネタバレ】
それほど長くない作品ですが、次から次へと発生する事件を的確に解決していくキャラハン刑事(クリント・イーストウッド)に感嘆です。
メインとなるのが無差別射殺事件。この犯人がとんでもないクズ野郎で、身代金を要求して意味のない殺人を繰り返す。
警察に邪魔されたら、今度は女性を誘拐して身代金を要求する。はなから、人質を返すつもりもないだろう卑劣な犯人に、強引な捜査を実行して逮捕へと漕ぎ着くキャラハン刑事だったが、この違法な捜査が原因で、犯人は釈放されてしまう。違法な捜査で手にしたものは証拠になり得ないと、法律の盲点を突いてくる抜け目ない犯人。
とことんクズなこの犯人、今度はスクールバスをジャックして、身代金を要求するが、ついにキャラハンの怒りが頂点に達した。
この犯人が根っからのワルでクズ野郎。
全然知らない関係ない人を射殺するだけに留まらず、少女を誘拐して裸にし、おそらくそのまま殺しているのに身代金を要求する。
スクールバスをジャックして、子供たちにも暴力を振るう。子供のトラウマが心配になる。
こんなクズ野郎だから、最後はホンっとスッキリです。悪い奴には容赦無し。キャラハンの44マグナムが唸るのは、正に快感の一本でした。
私はポパイ派ですが・・・
荒っぽい刑事ものの名作
サンフランシスコで無差別狙撃事件が発生し、サソリと名乗る犯人は警察に10万ドルを要求。市警のハリー・キャラハン刑事はサソリを逮捕するものの、ハリーの強引な捜査手段が原因でサソリは釈放されてしまう。その後、サソリはスクールバスをジャックし。
シリーズでは、今作が一番おもしろいと思います。久しぶりの鑑賞でしたが、現代の感覚で観ると意外に落ち着いた展開です。序盤に張られた伏線の確認で、弾の数をきっちり数えてみました。確かに最後に残っているのかどうかわからない、ちゃんと辻褄が合っていました。
50年以上前の作品で、クリント・イーストウッドの人気を決定づけました。出演時、もう40過ぎていましたが、未だに活躍とは恐れ入ります。
ダーティの意味
ダーティハリーは世界に影響を与え、クリント・イーストウッドは生き残った。
'60年代チネチッタで腕を磨き、'70年代にはハリウッドに戻ったクリント・イーストウッド、彼はマカロニウエスタンで終わっていたかも知れない俳優だった。知っての通り、強烈な印象を残したガンマン、戦争の策略家、事件に巻き込まれる寡黙な男などを経て、この映画の出演となったクリント・イーストウッドは、枠にハマらない刑事、想定外の拳銃を持つ刑事、許す許さない白黒ハッキリと決着を付ける刑事等、ダーティハリーはクリント・イーストウッドの象徴となり、この後の映画関係や漫画家などに多大な影響を与えた作品になった。
認知度を上げ優良な作品に関わり、俳優のみならず才能を開花させた監督としても最高の仕事をしてゆく事になる。ダーティハリーは、ある意味クリント・イーストウッドの転機となった作品なのでは、と思っている。
ダーティハリーとしてのアイコン第1作
完璧では無いもののスタイルは楽しめる。
※
44マグナムが彼の法律
"ダーティハリー" シリーズ第1作。
Blu-rayで鑑賞(吹替)。
サンフランシスコ市警の殺人課刑事、ハリー・キャラハンの型破りな活躍を描いた刑事映画の名作を初めて鑑賞した。
冒頭の銀行強盗退治でハリーのヤバさが分かる。そもそも、44マグナムを持つ時点で犯人を殺す気満々ではないか。
そんな元祖・あぶない刑事の敵もまた、相当に危険な男である。無差別狙撃に誘拐陵辱、挙句の果てにバスジャックだ。
ハリーを嵌める狡猾な手段を講じたかと思えば、計画性があるようで無いに等しいバスジャックを企てて実行する。
無軌道で狂気に満ちた殺人者「さそり」は、現代の病巣を煮詰めに煮詰めた末に誕生した犯罪者だと感じ、戦慄した。
ハリーに一度は逮捕されるも、明らかな証拠があるにも関わらず法律が壁となってさそりは再び野に放たれてしまう。
何が法律だ。なんのための警官だ。クソ喰らえ。ハリーの怒りはそのまま観る側の怒りを象徴していて、共感を抱く。
こうなったら、ハリーの法律は44マグナムである。クライマックスの対決はとてもスリリングで、手に汗握った。
「ダーティハリー」の異名に恥じぬダークヒーローっぷりが痛快ながら、複雑な余韻を残すラストシーンが印象的だった。
良いショットとは何か知りたければ『ダーティハリー』を観るべし
社会的な目線も盛り込んだ、暴走型刑事映画の金字塔だ。
これはクリント・イーストウッドの存在感に尽きるが、犯人役の俳優さん(ネタバレになるから名前は伏せますね)も凄い怪演で、屈指のヒーローと悪役だね。
クリント・イーストウッドは、特筆すべきカリスマで演じ切っており、彼の人気とイメージを確実なものにした金字塔だ。また、犯人役の造形も、後の犯罪映画に大きく影響を与えていると思う。
本作は、実際のゾディアック事件を参考にしている。愉快犯的無差別殺人、警察やマスコミを愚弄する劇場型犯罪、ミランダ警告が無いため無罪放免となるなど、現代にも通じる社会的な目線も、上手く盛り込んでいる。
同年に公開された「フレンチ・コネクション」と本作は、理解の無い上層部と衝突ばかりで、有能なのに、言葉少なくシニカルで、粗野で不器用な生き方しか出来ない、クレイジー型あるいは暴走型の刑事映画を定着させた、双璧をなす傑作だ。
0042 Go ahead. Make my day.
フランクシナトラ こんなデカい銃は扱えん。
ポールニューマン 暴力賛美は好かんな。
イーストウッド 都会の保安官だな。
1作目はバッコーン、バッコーンだけでなく
ミランダ権(お前には黙秘権がある、というアレ)で逃げ切る
凶悪犯の権利は守られ被害者の権利は踏みにじられる
という現代でも議論が続いている超難問にも挑む。
結局犯人を射殺したハリーはハリウッドで一番最初に
法で裁けぬ悪を討つ!を実践した。
俺もあと何発残ってるか知らんねん。
80点
初テレビ鑑賞 1978年4月23日『日曜洋画劇場』
44マグナムを初めて知った
モラルの無いイカれたヤツには、容赦はしない
何が悪くて何が良いか。それぞれの価値観。みんな違ってみんないい。加害者にだって人権が。悩み続ける主人公・・・ゴチャゴチャうるせぇ。ダメなモノはダメなのさ。多様性を履き違えて、当たり前のことも分からないようなら、このマグナムで今楽にしてやる。それが世の為ってもんサ。
なんて当時こんなメッセージが込められてたかは分かりませんが、モラルや秩序が混沌している今となっては別の意味で新鮮でした。
狐狼 ダーティハリー=イーストウッドの存在感、陰影のある大胆な撮影、洒落た音楽、タイトな演出、いい意味でのB級感!好きですね。
ゲーム映像感満載のCG全盛で目まぐるしいカット割りの映画が溢れる昨今、こういった古い映画をより観るようになりました。
多様性を都合いいように振り翳して身勝手に振る舞う人たちが多いと個人的には感じるこの令和こそ、こういった"アンチヒーロー"が気持ちいいです。
ダーティが先か、狂気が先か
粗いが、そこがいい。
音楽が渋くて、若きイーストウッドがなんとなくデビッド・ボウイに似ています(と僕は思うけど、似てませんかね?)。
ストーリーは現代映画のように「精緻」ではなく粗さが目立つのですが、逆に「そこが、いい」と感じました。ちょっとでもボーッとしてたらストーリーがこんがらがるような映画、苦手なんですよね。
犯人の恐ろしさ、という点では「映画史上屈指」ではないでしょうか。ラストのスクールバスのシーンは、まさに狂気でした。この犯人に比肩する(クレイジーな)悪役を思い出そうとしましたが、「チャッキー」とスピルバーグの『激突』しか浮かんできませんでした。
1970年代~の西部劇か
舞台を1970年代に移して、悪をやっつける型破りで法律を軽々と飛び越えてしまう(無法)刑事。世の中が移り変わったら、彼が制作していた西部劇はどうあるべきかっていう映画なのだと思う。そこで、ダーティ・ハリー。法律に則っていたら、悪とは戦えないよって。基本路線は似通っている。銃、暴力、殺人、女性の裸、無法、最後は一騎打ち。刑事なんだけれど、西部劇並みの早打ち、遠距離の相手も倒してしまう。
被害者の家族の苦しみなどは、描かない。悪を許さないって対抗心がメインか。そこは、彼のマカロニウエスタンの西部劇のヒーロー像と同様。被害者にも心を寄せない。ひたすらクールな仕事人。
マグナム、サングラス、ジャケット姿、決め台詞、決してうろたえない。西部劇のヒーローを刑事にしてみたということ。その記念碑的な大一作。
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