劇場公開日 2000年2月5日

「感覚的に理解」シャンドライの恋 雨音さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0感覚的に理解

2022年7月2日
Androidアプリから投稿

知的

幸せ

会話が少ない映画だった。言葉によって説明されることは少なかった。ひたすら、二人の行動と、あとは目の動きとか表情を食い入るように注意深く見ることになる。そうしているうちに、映画に仕掛けられた?独特の雰囲気に飲まれていく。

二人が何かにつけ対照的なオーラを放っているのがおもしろかった。それぞれがお互いを引き立てているようにも思える。
全く異なる糸が織りなす見事な織物のように、異質なものがいつの間にか融合してひとつになる。
自ら足りないものを直感的に補おうとするなら、そうなるのは自然
の流れなのか。ピアニストは必要なものを直感的に確信していた。
たしかにこの二人は、意外に、一緒にいたほうがバランスがいいように思える。

ところで二人はどうなるんだろう?このままでは不倫となり結婚できない。このあと、煩わしい事が色々待ってそう…でも、そこはどうでもいいかな…

感覚的に印象に残る映画だった。

あま・おと