「人生の一つの終点を盛り上げる」ラブ・オブ・ザ・ゲーム Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
人生の一つの終点を盛り上げる
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 70
ケビン・コスナーのゴルフを取り上げた前作「ティン・カップ」とよく似た作品。
しかし今回の彼は引退間近のベテラン投手。歳をとり力が衰えとりまく環境も厳しくなれば、栄光の選手といえども色々と考えることも多いだろう。怪我もあればそれは尚更のこと。しかし彼の第二の人生の始まりにも少し絡めて、彼の人生の栄光の一部の終幕と次の段階への移行が過去も再生しながら描かれていた。なんとなく全てがうまくまとまっちゃうのだろうなという期待が普通に最初からしてしまうのだが、まあそれはそれで悪くない。
それにしてもそんな現役引退の岐路に立っている選手が、いきなりそんなすごい投球を強いヤンキースのホームゲームでするというのは現実感に欠ける。何故この試合でそれが出来るようになったのかという技術的なことは少しでもいいから入れて欲しかった。
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