「悪乗りしすぎ」マン・オン・ザ・ムーン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
悪乗りしすぎ
総合55点 ( ストーリー:65点|キャスト:80点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
初めて観た時は知らなかったが、何でも実在した人の映画化だそうで、出演しているダニー・デヴィートは彼を直接知っているのだそうだ。
人を騙して馬鹿にしておちょくって、それを見てまるで子供のように大喜び。劇中の観客が呆然として引いてしまおうが、映画の視聴者が白けてしまおうが、そんなことはお構い無しで、本人も制作者もむしろそれを望んでいる。何もかも冗談にしてしまって調子に乗りすぎなんだけど、そんな風変わりな人物をジム・キャリーが演じてはまっている。フィリピンの手術は人生のしっぺ返しをされたようで物悲しい。
しかし悪乗りしすぎだと思う。とにかく騒ぎを起こせば勝ち、みたいなところにはついていけないし不快に思うこともある。だけどジム・キャリーの演技といい、視聴者を含めて徹頭徹尾人をおちょくっている姿勢といい、ある意味での凄さは感じる。
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