「続編と見るから駄作の様にどうしても見えてしまいます。 しかし、これ...」續姿三四郎 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
続編と見るから駄作の様にどうしても見えてしまいます。 しかし、これ...
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続編と見るから駄作の様にどうしても見えてしまいます。
しかし、これが敗戦を見据えた映画だとすれば、黒澤明監督のアイロニーのうまさを感ぜずには得ません。
正式な公開は1945年の5月となってますが、その3ヶ月後に日本は米英相手に負けてしまいます。このアメリカのボクシングのシーンはチャプリンの映画のようでもあります。
チャプリンに並び称されるべき人だと黒澤明監督を思います。
それだけでなく、イデオロギーを上げれば、国家によって作られたナショナリズムでなく、日本人本来のイデオロギーを持つべきだと言っています。戦後のアメリカに負けた大和民族の行く末を既に黒澤明監督は予見しています。社会学者としても芸術家としても大変に日本人ばなれした人物だと思います。三島由紀夫先生のようでもあります。
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