「原作者が僕の肌に全く合わない。」ソフィーの選択 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
原作者が僕の肌に全く合わない。
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『自己破滅型の私小説作家』でありながら、ストーリーとして描くは赤の他人事。
日本で言えば、太宰治見たいな小説家であろうが、太宰治は自己破滅している。だから、日本人としては『美しい二人の死(?)』に納得が行かないと思うが。
ナチスに協力的なポーランド人は沢山いた。また、ポーランドの大統領の発言で『ナチスに協力的だったのは、ユダヤ人にもいた』と言う言葉があった。
このアメリカ南部出身の原作者に話を戻すと、ユダヤ人の虐殺を憂えるよりも『奇妙な果実』に目を向けるべきだと思った。
追伸 ヘスってルドルフ・ヘスの事だろうが、ルドルフ・ヘスってドイツ系なのだろうが、エジプト生まれで『エジプト人!』って差別されている様だ。ナチスのプロフィールではドイツ人とされているが、見た目がベルベル人に見える。
そして、ルドルフ・ヘスは責任をどう逃れたのか、1987年まで存命だった。
いずれにしても、アウシュビッツで犠牲になったユダヤ人は、この映画の中では一人も登場しない。そして、このストーリーに登場する、極めて保守的な連中が右往左往する話で、なんか、無責任な話だと感じた。勿論、微塵も共感できない。
図書館に『ソフィーの選択』ってあって、読んだと思っていたら『ソフィーの世界』の間違いだった。
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