「先駆者」ブレア・ウィッチ・プロジェクト MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
先駆者
現在絶賛大量発生中のモキュメンタリー系作品の元祖。残念なことに私の出生年は1995年。年齢的にも映画に詳しいはずもなく、スルー。気づいたのが2008年。
丁度「クローバーフィールド/HAKAISHA」や「REC/レック」が生まれた年だ。そこで思いっきり後悔したのが、もうすでに目がPOV作品に慣れてしまったということ。映像技術の進化が止まらない現在ではより映像も過激になってゆく。そこで肥えた目が元祖を迎え入れてもそれほどの感動がないのだ。
本作はじわじわと恐くなるタイプであり、映像的には地味だ。それならば尚更そうさせてしまう。これは、観るタイミングを完全に間違えてしまった。
しかし、地味なのが雰囲気を締めてくれるような、良い空気感であった。やや説明不足も感じるがPOV作品の第一歩としては成功しているだろう。
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