「究極のフェイクドキュメンタリー」ブレア・ウィッチ・プロジェクト My映画帖さんの映画レビュー(感想・評価)
究極のフェイクドキュメンタリー
本作は2000人の中からオーデションでアドリブが利く3人を選んでキャスティングし、そしてその3人にその日のチェックポイントだけ教え、後はスタッフが影から見守りタイミングを見て色々ビックリさせるという撮影の仕方をしたという本作。
その工夫された撮影によってこの作品のリアリティはとてつもないことになっている。
そして設定もまた巧い。
「ドキュメンタリー映画を撮影していた3人が森の中で消息を絶った。手掛かりが発見されないまま、やがて捜索は打ち切られる。しかし事件から1年後、彼らが撮影したものと思われるフィルムとビデオが、森の中で発見された」
この設定とPOVのカメラワークが相まって実話だったんじゃないかと思わせるほどの恐怖感を演出している。
スゴイ作品を観た。
しかしオチは微妙だった。
リアリティを追求した結果だろうが、
唐突な終わりで消化不良だった。
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