劇場公開日 2024年9月13日

「いつもは閑散としていた映画館が…」シュリ みっくさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0いつもは閑散としていた映画館が…

2024年9月6日
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本作を映画館で見た時のことを今でも覚えている。
駅裏の寂れた映画館。
単館系の地味な作品ばかり上映しており、いつ行っても閑散としていた。
だが本作は違った。
映画館の外まで客が溢れていて、入れず、次の回を待った。
(当時は座席指定ではなかった)

で、鑑賞。
南北分断という民族の悲劇をベースに、アクションと恋愛でエンタメに昇華された。
アクションはハリウッド風に手持ちカメラ&細かいカット割りに興奮し、ラストは号泣。しばらく立ち上がれず、そのまま2回目も見てしまった。(当時は入れ替え制ではなかった)

いろいろ欠点はある。
低予算の性でいくつかアラというか安っぽいシーンがある。
(ビルの爆破とか、ヒトの爆破とかね)
あとは、ラストが無駄に冗長なこと。(主人公の取り調べ→なりすまされた女性に会うシーンとか、無駄に長いよ)
そんな欠点があっても、本作が傑作であることに変わりはない。
南北分断の韓国だから描ける作品。

みっく