「テーマに惹かれての鑑賞です」ゼイリブ 葵須さんの映画レビュー(感想・評価)
テーマに惹かれての鑑賞です
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内容よりもテーマに惹かれて鑑賞。
人類を支配しているのがアンドロメダ由来の宇宙人だという設定が興味深い。
サングラスを掛けることで視覚化できるものとして
・人類に紛れた宇宙人を看破(視覚的に化けの皮をはぐ)
・広告や資本主義的産物(金、本)の本性(or目的)を文字化する
という表現が面白い。
視聴途中にリアルを思い起こして再認識するのは、
常識や普通の幸せっていうのはその社会システムの中から見ると普遍的な真理
であると思い込んでしまいがちだけれども、所詮人類を支配する資本主義システム
により押し付けられた固定観念にすぎないということだ。
脱線するが、羞恥心、原罪意識、責任感、自己責任、恋、ファッション、性風俗、人間関係における上下関係全ては確かに押し付けられたものであり、そうでありながら自動でそれに従っている(周りが決めたルールが内在化してしまっている)のはどうしようもないことだから、それを自覚して、自分の感情の動きを客観的に見ながら、感情の由来を見極めながら生きていくことが必要だと思う。だからと言って、全てを否定して修行僧のように生きる行き方が幸せかと言われるとそれは人によるとも思うし、押し付けられたルールをそれはそれとして楽しむべきだとも思うが。
そしてもう一つ、オカルト好き(陰謀論が好き)な自分としては、監督が現実の何を
見てこの作品を作ったかを知りたいなというかなわない思いが残る。支配者は
アンドロメダから来てるって思ったのは何でですか監督?
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