「伏線の回収とお膳立てとコメディ映画」ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン! しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)
伏線の回収とお膳立てとコメディ映画
最近なんかよう知らんけど、「伏線の回収がされてない」とか「放りっぱ」とか妙にこだわる人いるよな。
そういう人コレ観なよ。満足するぜ。
もうな、全部作り手が準備してくれてますけん。
最近なんかよう知らんけど、「パクリだ」とか「オマージュだ」とか妙にこだわる人いるよな。
そういう人コレ観なよ。満足するぜ。
もうな、全部作り手が準備してくれてますけん。
まさしくコメディ映画の成せるワザ。
コメディの土壌にあらば、伏線の回収、いろんな映画へのオマージュ、まあ、やりやすいっちゃやりやすいが、それを1本の映画にまとめたことについてはすばらしいと思う。
映画ファンが大満足!大傑作!って叫ぶのも分かる。
しかしな、
それって、ちゃんと作り手がお膳立てしてくれたことに対して喜んでいるのではないか?
いかに自分のツボにハマるか、という意味で映画の好き嫌いは別れる。
映画オタにとっては、さらに自分が観てきた映画の歴史から、単なる好き嫌いの上乗せでしかないのに、「いい映画」「悪い映画」を判別するようになる。そこから映画オタほど、「伏線の回収」と「オマージュ」に囚われ、それにハマッたときにその映画は傑作となる。
確かに飽きずに観れたが、オレはひたすら既視感を脳みそんなかで、映画の内容とは別に過去にさかのぼる作業が面白かったというだけの映画。前半、中盤、終盤と展開が変わっていくのは楽しかったけど。
好きかか嫌いか、というと、お膳立てが揃いすぎて、手取り足取り感がうざったくて、嫌い。
見せ方自体も「スコット・・」よりかは飽きなかったが、やってることは全く一緒で「映画オタ」がハマる度ぐあいで、評価が違う程度にしか感じない。
一方、あんまり映画見ない人が両方みたら、こっちの方が「分かりやすい」っていうだろう。これっていわゆる「映画ファン」と実はおんなじ意見だったりする。映画ファンほど面白いっていうけど、本当かい?
日本語訳、字幕について
ふざけすぎ。