劇場公開日 2008年7月5日

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「もう一人の大物はどこに?」ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン! ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5もう一人の大物はどこに?

2008年7月17日

笑える

楽しい

怖い

署名運動までして公開にこぎつけた怪作…??ということで、
どの感想を読んでも、ものすごく評価が高いんですよね…^^;
こうなると期待って高まるものですけど(映画ファンならねぇ)
私はワリと「普通」でしたよ~。良く出来た怪作☆でしたけど。

様々な作品へのオマージュ(ほとんどコレで成り立っている)が、
縦横無尽に使われているんですが、その元ネタが分かるかどうか、
(分からなくても楽しめた派と、あまり楽しめなかった派がいる)
前作ファンの方は、監督のだいたいの方向性が分かっているので
かなり観やすかったようですね。(まだ観ていないのだ、私は)
私は…分かったり分からなかったりで、このあたりも普通かな^^;

良く分かる使い方をしているというよりは、物語の中にうま~く
溶け込ませているような感があるので(こういうところが上手?)
あからさまにゲラゲラバカ笑いのハリウッド産のコメディ、とは
ぜんぜん違うテイストになっています。
あ…。というより、コメディではない気がしますねぇ、これは。
いろんな要素が混ざり合った、サスペンス?ホラーアクション?
私にはそんな感覚でした。

主役の二人が面白い。いや、脇も豪華で変わっています^^;
大物二人もカメオ出演していますし~(一人しか分からず…)
皆さんとにかく変ってるんで…後半戦の度肝を貫く闘い!も
かなり楽しめる(エグいのグロいのは当たり前みたいですが)
これだけバカな設定にしておきながら、真面目に演技をつけ、
さらに平然と纏めあげているところが、いかにも英国風♪
私は「M・パイソン」が大好きなんですが、どこか似ていますね。

ゲラゲラ笑えるというよりは、時折うほぉっ♪とほくそ笑み、
残酷なギャグに凍りついては、黒い皮肉と社会風刺に舌を巻く。
観終えて考えると、けっこうハチャメチャでやりたい放題の
作品だったハズなのに、なにかを学んだ気分になれる作品。
さすがにこの監督は、タランティーノ邸に居候?しているだけ
あって、センスがいいですね。

私には「傑作」というより、「普通の怪作」でした。(^-^)

(あの走り…しつこかったけど(爆)やっぱりT-1000?だよねぇ)

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ハチコ