「世界は瞬間の集合だよ」スローターハウス5 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
世界は瞬間の集合だよ
ボネガットの代表作をジョージ・ロイ・ヒル監督が映画化することを熱望し出来たという今作。
しかしながら興業的には大コケしたという。まあむりもない…。
自分の意思とは関係なしに過去や未来へジャンプしてしまう主人公。映画的にはうってつけともいえるその展開。ほとんど説明を廃し、ジャンプショットバリバリに行ったり来たり。小説を読んでいる人にはよくやってくれた!というスピーディーさだが、未読の人には何だ?何だ?何だ?の連続に違いない。
スター俳優も出ておらず山場らしいシーンもないのでヒットする要因はなかったね…。もう少しケレン味出してもよかったんじゃないかな…。しかし原作を愛している人にはたまらない映画でもあるのだった。
(余談だが、デルトロ監督でリメイクの噂あるのでそちらにも期待が高まる)
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