「元祖タイムトラベル」タイムマシン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
元祖タイムトラベル
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SF小説の開祖ともいえるH.G.ウエルズが今から130年も昔に書いた「タイムマシーン」が原作で1960年の同名映画のリメイクとされる作品、サイモン・ウェルズ監督はH・G・ウェルズの曾孫だというから因縁深い。
恋人を救うという事態になれば、人は藁をもすがる気持ちになるだろうから例え突飛なSFでも受け入れてしまう、動機づけのうまさだが途中から月が崩壊し人類は太古の生活に逆戻り、「猿の惑星」のヒントになったのではないかと思わせる猿人襲撃のホラー映画の装い。
結局タイムパラドックスには余り深入りせず、新しい生き方を選ぶ主人公、過去にとらわれず今を生きよというH.G.ウエルズさんのメッセージでしょう。
つっこみどころは多数あるでしょうが、観始めたら気になって止まらない魔力を秘めたエンターテインメントでした。
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