「前半は退屈だったが、後半は一転して盛り上がった」スミス都へ行く Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5前半は退屈だったが、後半は一転して盛り上がった

2013年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:65点
ストーリー: 65
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 60
音楽: 65

 理想に燃える世間知らずが堂々と正面から不正を暴いていく、昔ながらの勧善懲悪映画。だが前半はワシントンにのぼせ上った田舎者丸出しの主人公のおのぼりさんぶりに、なんとものんびりとしていて退屈してしまった。
 後半からは一転して緊迫してくる。邪魔者を排除するためにあの手この手で追いつめてくる敵と、一度は心が折れかけながらも崖っぷちからの反撃を試みる主人公が出現して、がぜん緊迫感が増して盛り上がってきた。こういう昔ながらのお約束映画は、今となっては単純すぎて時代を感じてしまったのも偽らざる本音。物語も青臭い。しかし前半とうってかわって生まれ変わったように議会で孤軍奮闘しながらも強引に不正と戦う姿に、主人公の青臭いけれども英雄的な資質とアメリカの良心が見て取れたので良しとしよう。

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Cape God