「名作」戦場のピアニスト bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
名作
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主人公は、重なる局面で生き残るための嗅覚と取り巻く人々の協力で奇跡の生還を果たした。彼は戦うわけでなく、抵抗するわけでなく、ひとり必死に隠れていた生活は、不安の連続であったに違いない。幾多の同胞が命を落とす中、彼は神に選ばれし者であったとしか思えない。
忘れない描写は、一つのキャラメルを家族6人で分けて食べるシーン、解放され崩壊したワルシャワの市街地にたたずむ主人公。彼のピアノを黙って最後まで聞き、食料を差し入れするドイツ人将校。辛い映画ではあったが、彼の良心は一片の救い。
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