「レーナード・スキナード」テキサス・チェーンソー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
レーナード・スキナード
カーラジオからは「スウィートホーム・アラバマ」が流れている。彼らは大好きなレーナード・スキナードのコンサートに向かっているのだ。「フリーバードもやるかな?」と楽しそうに会話する。「アラバマとフリーバードは必ず演奏するよ!」と教えてしまいたくなるところだ。もうここで私の心はワゴン車の若者たちと一緒に旅をすることになった。
ああ、この映画は怖い映画というより痛い映画なんだ。と、ピリピリと痛さが伝わってくる。ジェイソンよりは明らかに弱そうな犯人にも象徴されるように、これは猟奇殺人者の怖さよりも周りの人間の狂気を表現している映画なのだ。特に保安官の異常ぶりには震えがきてしまいます。尚、ラストの展開がちょっとだけ違った方向に行けば、もっと良くなったかも。
【2004年3月映画館にて】
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