「性の物々しさ」スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
性の物々しさ
なんちゅう映画を撮るんだ、クローネンバーグってば。こんな恐ろしくて、救いのない話ってないよ、実際。そこまでしてこの題材で撮りたいと思ったクローネンバーグの異様さを感じましたです。
そう、確かにこの「異様さ」なんだな、クローネンバーグの特徴は、って、今書いていて思いました。『ヒストリー・オブ・バイオレンス』も『イースタン・プロミス』も、明らかに異様さが漂っていたと思い返しました。
私って単純なのか、映画を観ながら先のストーリーが分かっちゃうっていう経験はあまりないのですが、なぜか今回は分かっちゃいました。というか、予想が当たってしまいました。その辺り、衝撃度も薄らいでしまいましたので、この点数ということで。
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