劇場公開日 1984年4月

「中身が冗長なキューバンマフィア一代記」スカーフェイス シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5中身が冗長なキューバンマフィア一代記

2024年11月17日
iPhoneアプリから投稿

ブライアン・デ・パルマ監督、アル・パチーノ主演のギャング映画で、それなりに面白いけど上映時間が3時間近くあり、なんか今ひとつメリハリがない冗長な作品でした。80年代にキューバからアメリカへの大量の移民の中に混じってやって来たチンピラが度胸と腕一つで麻薬ギャングの世界でのしあがっていくお話しだけど、主人公がギラギラし過ぎてあんまり感情移入できず、悪のアメリカンドリームを実現させていくカタルシスもあまり感じられないのが残念。脚本は社会派のオリバー・ストーンだけどリアルかつまじめに書き過ぎていて、一つ一つのシーンが微妙に長過ぎの上、ギャング映画らしいパンチに欠けます。デ・パルマ監督もサスペンスタッチのうまさや、最後の銃撃シーンは凄いけど、ちょい専門外のような気がします。それでも最後まで観られるのは、ひとえにアル、パチーノの大熱演によるものです。シーンの一つ一つが長めでも、全身を使っての過剰なまでの演技力で場をさらってしまう剛腕ぶりが凄かったです。ミシェル・ファイファーもファム・ファタルらしいクールな美しさが目を惹きます。

シネマディクト
talismanさんのコメント
2024年11月19日

🔺マッテオじゃなくて、マッシモ・トロイージでした。若いときの写真見ると、濃ゆいイタリア男でかっこいいです!イル・ポスティーノでは内気で話し方も頼りない役柄でした

talisman
talismanさんのコメント
2024年11月19日

シネマディクトさん、おはよう!この映画のパチーノ、目がギラギラしていて見ていて辛かった記憶しかないです~
先週は「イル・ポスティーノ」主役のマッテオに癒されてました

talisman
トミーさんのコメント
2024年11月19日

共感&コメントありがとうございます。
あのハマリ様、綾野剛の映画を思い出しました。最後の大吸引はこの作品の見せ場でしょうが・・。

トミー
トミーさんのコメント
2024年11月19日

折角結婚したのに子供を作ったりすれば良かったのに、妹にこだわってモンタナファミリーを形成出来なかったですね、構ってやらないから白いモノに溺れちゃったんだと思います。

トミー