「アル・パチーノの熱演が光るバイオレンスドラマ!」スカーフェイス ノブさんの映画レビュー(感想・評価)
アル・パチーノの熱演が光るバイオレンスドラマ!
今年の午前十時の映画祭で私が一番見たかった映画です。
ブライアン・デ・パルマ監督に脚本オリバー・ストーン、主演アル・パチーノという豪華な顔ぶれ。
テレビでは昔見たことありましたが、映画館のスクリーンでどうしても見たかった作品です。
なお、オリジナルの「暗黒街の顔役」は見たことがありません。
キューバからアメリカに来た犯罪者のトニー・モンタナ(アル・パチーノ)が裏社会の中で成りあがっていき、莫大な金、力そしてボスの女までも手に入れるが、身勝手な行動から歯車が狂いだし破滅してく様を長尺でバイオレンスたっぷりに描いた作品で、映画としては非常に面白かった。
なんといってもアル・パチーノの狂気の熱演がすごい。
ボスの女であるエルビラ(ミシェル・ファイファー)を一目見て好きになったことがわかる演技も上手い。
コカイン中毒のせいか、自らの行動に歯止めがきかなくなり、母子を巻き込みたくないと突然腹を立てソーサが雇った殺し屋を撃ち殺し、妹に手を出したことが許せず弟分のマニーまで撃ち殺してしまう。そしてソーサが自分を殺しに送り込んだ大量の暗殺部隊に血まみれになりながらもマシンガンを乱射して戦うトニー・モンタナの狂気の様をアル・パチーノが魅力たっぷりに見事に演じておりました。
ミシェル・ファイファーも美しかったです。
ジョルジオ・モロダーの音楽も時代を感じさせる。
見応えたっぷりの170分でした。
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