「頂点(てっぺん)と奈落の底」スカーフェイス kokeさんの映画レビュー(感想・評価)
頂点(てっぺん)と奈落の底
GODFATHERも好きだけど、ここでは違うアル・パチーノを見る事ができる。
ある意味、サラブレッドだったGODFATHERと違いSCARFACEでは叩き上げ、野心たっぷりの男。
監督はブライアン・デ・パルマ。
ハワード・ホークスの「暗黒街の顔役」をリメイク。
成り上がろうと目をギラギラさせてるアル・パチーノが迫力。
成功を夢見て運と度胸で、のし上がり彼の成功の象徴であったマフィアのボスの女を我が物にする。
登りつめた時から少しずつ何かが狂っていく・・・
一番信頼していた男を誤解で殺し、苦労して側に置いた身の丈に合わない女は自分を愛さない。
そしてドラッグが破滅に拍車をかける・・・
彼が成り上がっていく様子は応援したくなるほど格好いいのに、やがて崩れていく過程には目を背けたくなる惨めさが滲んで来る。
しかし1人の生き様を描き自分に置き換えて考えられる映画というのは後に何かが残る。
必見。
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