スカーフェイスのレビュー・感想・評価
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スカーフェイスのトニー・モンタナ
アル・パチーノが扮するトニー・モンタナが強くて面白い。なんとなくアル・パチーノの顔がシルヴェスター・スタローンに似ていると思った。
個人的に『アイ・アム・サム』の女性弁護士リタ役のミシェル・ファイファーが好きだから、若かった頃を観ることができて嬉しい。
主人公のトニーが危険な裏社会で生き残り成功していく物語で、ラストは文字通り高いところから転落する。そこには、まるでアーノルド・シュワルツェネッガーのターミネーターような奴がいて、強敵シルヴェスター・スタローンを倒したかのように見えて勝手にワクワクした。
テンポも良く、クルマや建造物等の被写体も魅力的で、カメラワークも面白く見ごたえがあり、170分があっという間にすぎた。
『ONE PIECE』(海賊アニメ)の主人公ルフィもシャンクスもスカーフェイス(傷跡のある顔)、しかもみんな左目のまわりに傷がある、というどうでもいいことを思い出した。
皮肉が効いてる
裏社会で地位を得て、
ド派手な家に住み、一目惚れの女と結婚する
(マフィアでも結婚して子供が欲しいと思っているところが、意外と普通の感覚)
けれども
周りを信じられなくなり、家の警備にいくつもの防犯カメラ、
ひっきりなしにヤクを吸うようになって、、
せっかく結婚した女はヤクばっかりやって、全然幸せじゃない
仲間が信じられなくなって、自分で資金洗浄に行って警察に検挙される
それをもみ消すために
殺しのサポートを引き受けるも
ターゲットが家族と一緒に車に乗り込んだことから
ガキを殺すなんて許さないっと、殺し屋を殺しちゃうんだ
もう、どんどん危なくなっていくアルパチーノ
妹と結婚した仲間も誤解から撃ち殺してしまうし
転がり落ちるように破滅していくラスト
たくさんの殺し屋との銃撃戦、
観客にはもうアルパチーノに勝ち目がないことはわかっている
すべての幕を引くように、ぶちかまし続けるアルパチーノのラストは
背後から迫る殺し屋のショットガンで撃ち抜かれて終わる
皮肉ー
野心的だったアルパチーノが
どんどん猜疑心の強い顔になっていくのがすごい
アルパチーノの演技力すごい
顔の雰囲気まで変わって!
名作だわー
面白い
昔、深夜番組11PM水曜日でこの映画が紹介されていました。チェンソーのシーンが結構ショッキングでした。トニー役のアル・パチーノが妙にやさぐれていて言葉汚く罵ってばかりで、こんな映画観たくないなぁと思いました。
当時パチーノといえば「ゴッドファーザー(以下GF略)」のマイケルのイメージがあり「スカーフェイス(以下SF略)」では、どちらかというとソニー(ジェームス・カーン)やモー・グリーン(モデルはカジノ生みの親バグジー・シーゲル)に近いですね。「クルージング」にも出ていたときは、そんなに違和感はなかったです。では彼にどのような変化があったのでしょうか・・・
スタローン主演「ランボー」は最初パチーノにオファーがあり彼は結構ノリ気でガッチリとパチーノ版ランボーを仕上げました。ところが、あまりに過激すぎたせいか映画会社の重役から却下で降ろされました。その役づくりのエネルギーがSFに一役買ったのではないでしょうか。
先月デビッド・リンチ追悼上映で「ロスト・ハイウェイ」を観たばかりにロバート・ロジアが、ここでもボス役フランクをやっているのには思わず笑ってしまいました。設定までいっしょて・・・美しい愛人を盗られて殺される。とてもキャリアの長い俳優さんなんですね。石橋蓮司に似ている。
「アマデウス」のサリエリ役の人がボスの右腕オマール役で驚愕!
印象に残ったシーンがトニーがフランクと汚職にまみれたバーンスタイン刑事を撃ち殺す場面。バーンスタインが一発撃たれたあと“俺はコップ(刑事)だぞ!”と絶叫し二発目で射殺される。GFでのマイケルがソロッツォとマクラスキー警部(スターリング・ヘイドン)を射殺するシーンと重なるなぁ。
スタッフが豪華 撮影はジョン・A・アロンゾ(チャイナ・タウン) 美術はフェルナンド・スカルフィオッティ(ラスト・エンペラー) 音楽はジョルジョ・モロダーでMTV時代の作曲家というイメージがあります。「キャット・ピープル」の主題歌「プッティング・オブ・ファイヤー」(デビッド・ボウイ)が好きで当時シングル買いました。ボウイのアルバム「レッツ・ダンス」にもこの曲が収録されてますがモロダー版じゃなくガッカリした憶えがあります。「イングロリアス・バスターズ」ではモロダー版を使っており、さすがタランティーノ分かってるじゃん👍
エンタメ作品なのに3時間弱て!?よくカットもされずに公開されたな・・・リドリー・スコット「ブレード・ランナー」はグダグダだったのとは対照的。あとから◯◯カット版とか出てくるし。SFはどういう訳か長さを感じませんでした。
アンチ・ヒーローものとしては抜群の出来でした。女・子供に手は出さないといのが彼の仁義でしたが、それが命取りになってしまいましたね。
個人的に最後の弟分のシーンはホークス版を踏まえなくても良かったんじゃないかと思いました。いい奴だったのに・・・悲しすぎます。
最後に出てきた殺し屋が古尾谷雅人に似てるなぁと思ったのは私だけ!?
悪党にはなりきれなかった男
たまにはこういう血の沸き立つ映画もいかが?
とても長い映画だったがそれほど退屈はしなかった
チンピラが成り上がり、堕ちていく様の怒涛の展開
飛び交う血と罵詈雑言 そしてヤク
南国の風景からは想像付かないくらいのバイオレンス
時代を感じさせない独特の雰囲気でとても良かった
トニー役のパチーノの存在感がありすぎて他の役者が全員霞む
成り上がるまでは度胸と行動力でかっこよかったのに堕ちていく様はひたすらダサかった
誰一人として信用しないトニー
理由は明かされないが異常に妹に固執するトニー
大物になったのに言葉は小物のトニー
映画としてそうしないといけなかったのか堕ちていく理由は雑さを感じた
ダラダラと悪態つくだけのシーンが多くてそこはダレていると感じた
あとラストはもうちょっと子分達活躍しなよ・・・急にトニーは強いし・・・
バイスシティキッズだった者としてはやっぱり元ネタは偉大だなと
雰囲気や大筋はこの映画様々だった
パチーノの為のパチーノ映画だった
今でもマフィア映画のカルト的傑作として評価されているのも納得
午前十時の映画祭14にて『スカーフェイス』(1983)を4Kで久々の鑑賞。
『スカーフェイス』(1983)
ハワード・ホークス監督『暗黒街の顔役』(1932)のリメイクですが、脚本で参加したオリバー・ストーンが主人公トニー・モンタナ(演:アル・パチーノ)の出自をキューバから国外追放された反カストロ主義者に改変、公開当時の社会情勢を上手く織り交ぜたのは流石ですね。
イタリア移民を描いた『ゴッドファーザー』のマイケル・コルレオーネが冷静沈着な【静】なら、本作のトニー・モンタナは猪突猛進の【動】とまさに相反、対極なキャラクターを見事演じ切ったアル・パチーノの面目躍如、妻のエルヴィラ・ハンコック役を演じたミシェル・ファイファーも妖艶なまさにファム・ファタールでしたね。
監督は名匠ブライアン・デ・パルマ氏。
分割画面、長回し、スローモーション、目線アングルなど趣向を凝らしたいわゆる『デ・パルマカット』が有名ですが本作では凝った画作りは控えめで170分という長尺をだれさせず、麻薬王まで一気に駆け上がり、そこから転げ落ち破滅する最後までをテンポよく緊張感を維持させてくれましたね。特にラストのキレッキレの銃撃シーンは白眉。
トニー・モンタナは野心家であるが、全てを手にした後の空虚さや、『女子どもを殺さない』信条のため生き残りの最後のチャンスを逃すなど憎めないアンチ・ヒーロー。
今でもマフィア映画のカルト的傑作として評価されているのも納得ですね。
中身が冗長なキューバンマフィア一代記
ブライアン・デ・パルマ監督、アル・パチーノ主演のギャング映画で、それなりに面白いけど上映時間が3時間近くあり、なんか今ひとつメリハリがない冗長な作品でした。80年代にキューバからアメリカへの大量の移民の中に混じってやって来たチンピラが度胸と腕一つで麻薬ギャングの世界でのしあがっていくお話しだけど、主人公がギラギラし過ぎてあんまり感情移入できず、悪のアメリカンドリームを実現させていくカタルシスもあまり感じられないのが残念。脚本は社会派のオリバー・ストーンだけどリアルかつまじめに書き過ぎていて、一つ一つのシーンが微妙に長過ぎの上、ギャング映画らしいパンチに欠けます。デ・パルマ監督もサスペンスタッチのうまさや、最後の銃撃シーンは凄いけど、ちょい専門外のような気がします。それでも最後まで観られるのは、ひとえにアル、パチーノの大熱演によるものです。シーンの一つ一つが長めでも、全身を使っての過剰なまでの演技力で場をさらってしまう剛腕ぶりが凄かったです。ミシェル・ファイファーもファム・ファタルらしいクールな美しさが目を惹きます。
権力を手に入れた者の諸行無常
アル・パチーノの演技力
意地とプライドとコカイン
失うものができる前とできた後
面白い
序盤、大量のキューバ移民がアメリカに押し寄せるくだりのスケール感が凄い。オリバー・ストーンぽい。そして麻薬稼業でのしあがるまでをじっくり描かれる、アル・パチーノの獣のようなギラギラ感に引き込まれる。しかし、トップに登り詰めてからの落下速度があまりにも早くて呆然とする。昔から本作を面白くないと言う人が多いのも、何となく分かる。しかし、主人公の人物像の面白さはこのジャンルの映画の中でも突出している気がする。
女子供にはやさしい、昔からの仲間を大事にする、などモンタナの「情」の部分が全く報われない話の展開なので、殺伐とした気分になる。
そのキューバ時代からのダチ達が皆いい味だったり、色々なところが東映実録やくざものを想起させる。
久しぶりに観たが、映画館では初めて。 午前十時の映画祭(14)にて...
久しぶりに観たが、映画館では初めて。
午前十時の映画祭(14)にて貴重な経験。
身長168cmのアル・パチーノが激怖な、パチーノ企画の「SCARFACE」2度目の映画化。
ジョルジオ・モロダーらしい音楽が満載で後半はコカインまみれ。
当時は新人のオリヴァー・ストーンが自身のコカイン中毒と闘いながら脚本を書き上げたらしい。
「Fワード 満載!」で劇中207回の"fuck"の台詞があったらしく映画は170分なので 1分当たりの数が1.21 回。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(506回 平均して1分間に2.8回)には敵わないが。
貴重な家具、調度品、車や5マイル・バンパー、電話機なんかも楽しめる。
誰かも言ってたがラストの「ハワード・ホークスとベン・ヘクトに捧げる」は不用。
どうして
マイアミの夕焼け
いささか大味で、冗長。アル・パチーノ独演会みたいになっちゃってるところも残念
「午前十時の映画祭」で鑑賞。
ずっと観たかった作品なのだけど……。うーん、いささか大味で、冗長な映画でした。
アル・パチーノの熱演が前面に出すぎて、独演会みたいになっちゃってるところも残念。
それから、「トニーは頭がいい」ということになっていますが、果たしてそうなのかな?
単に肝が据わっているだけで、頭のキレるところ、スマートさを感じさせる描写はなかったように思います。
いずれにせよ、同じマフィア、ギャングものである『ゴッドファーザー』シリーズにくらべると品格がだいぶ劣るなぁという感は否めない。
それにしても、先日観た『ナミビアの砂漠』といい、不健康な生活態度の、荒んだ人物を主人公にした映画は疲れるなぁ。
追記
なんでこの作品が「ALLTIME BEST」に選ばれているのかナゾです。
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