英雄の条件のレビュー・感想・評価
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戦争物は好きじゃないのでなかなか観る気にならなかったけど戦争は冒頭...
戦争物は好きじゃないのでなかなか観る気にならなかったけど戦争は冒頭だけで内容は法廷物 法廷物で男同士の友情物 判決は映画監督次第だからどういう結末でもふーんとしか思わないけどぎりぎり観れる
アメリカ海兵隊の目線から
しかし、取り上げてるキモになる部分が海兵隊の絆で固まっており、悪役は事務次官や政治家となっている。
撃ち殺された側が怨みに思い、さらに戦火が拡がる可能性もあるけれど、何しろ大使館に銃撃してくる民衆相手に手加減は出来ないだろうとは思う。
当時アメリカは世界の警察を標榜しており、他国へ入った海兵隊がトラブルを起こしたり見舞われたりしたのは想像に固くない。
大佐の罪を拭いとる事は出来たが、戦争行為とは殺し合いである。
裁判で無罪となったものの、それだけで済む筈もない。
どうしたらこんな世の中でなくなるのか?
未だに答えは見つからない。
交戦規定や武器の携帯など色々ルールはあるが始まれば殺し合いである。
良いも悪いもない。
一概に一緒とは言わないがヤクザ映画の類いでやくざやギャングがカッコいいとこ見せたりしているが、違法行為なしにヤクザやギャングたちがリッチな暮らしを出来る筈もないし何処かに迷惑かけてる人をカッコいいとは思わない…。
撃ち倒してもまた撃ち返してくるのが人の世。
話し合う必要がある
海外派遣米軍は一般市民を大量虐殺しても罪に問われないという胸糞悪い映画
結局はそうなってしまう「アメリカ世界警察は絶対正義!」的な一種の国威発揚的映画なのだろう。 まぁ裁判の結果はある程度予想できたとしても、容認できなかったのがベトナム戦争当時のベトナム軍人が戦犯被告人サミュエルLジャクソンに対し〝敬礼”をした場面。見た瞬間悪態をつきたくなったよ。 何れにしろ中東も含むアジアはアメリカに軽んじられているのは間違いないだろう。
アメリカの軍人さんと政治家との違い
こういう作品では命を懸けて戦地で戦っている軍人さんとアメリカ本土の安全な場所にいる政治家との違いを毎回思います 実際に戦っていない、保身しか考えていないように思える政治家に何がわかるのでしょうか 民間人の犠牲を出さないのは重要ですが、攻撃してくる民間人を前に平常心でいる事ができるのでしょうか 軍法会議がわりとあっさりしていて物足りなかったです もっとそのシーンを深く観たかったです この作品でも思いましたが、アメリカと日本とじゃ国旗に対しての思いが全然違いますね
チルダース大佐(サミュエル・L・ジャクソン)率いる海兵隊は、イエメ...
チルダース大佐(サミュエル・L・ジャクソン)率いる海兵隊は、イエメンにある米大使館で起き群集デモから大使ファミリーを救出。暴動は収まらず暴徒と化した市民83人を殺してしまう。
軍法会議にかけられ勝ち目がない裁判をする。チルダースは1968年ベトナムで共に戦った以来の親友ホッジス元大佐(トミー・リー・ジョーンズ)に弁護を依頼する。
チルダースの命令が正当なものであったかの裁判。治安破壊、越権行為、83件の殺人。
証拠となる大使館襲撃の様子を映した監視カメラのビデオテープを政府が隠蔽したということ以外はおかしな事もなく全部が想定内。実話だから仕方ないかもしれないが凄く現実的な内容だった。ドラマ的かといえばストーリーを軍人同士の絆の方に置いていると感じた。
邦題は映画の内容に似つかわしくない。
詭弁
そもそも戦争に人道主義を持ち込むのは大矛盾なのだが平時の世論に合わせる詭弁としてまかり通っている。軍規では非武装の民間人か武器を持っていたかが論点となる、見せられるシーンも意図的で観客を翻弄するつくりである、さらに証拠の監視カメラテープが隠匿されているので被告の残虐性に言及するなど裁判の体を成さない。武器は残っていなくとも大使館の壁面を見れば凄まじい銃痕から状況は推察できよう。
正すべきは勝手な思い込みで証拠を確かめようともしなかった大統領補佐官の失態だろう、補佐官以外に国務省の誰もテープ内容を確認していないのも不自然だ。見てさえいれば武装攻撃であったことが証明されるのだから一軍人に責任転嫁する愚を犯さずとも釈明できる。もっともそれとアメリカの中東政策の是非は別物であるが。
都合が良ければ英雄として持ち上げられ不都合になれば殺人鬼と切り捨てられる軍人の悲哀を問う意味ではランボーとも通じるが古今東西、権力の根本構造は変わらないのだろう。
この映画の12年後に実際に同様の事件が起きるとは
2012年9月13日、イエメン米国大使館を映画『イノセンス・オブ・ムスリム』の内容に抗議する数百人のデモ隊が突撃。治安部隊がデモ隊に発砲したことにより死者4名、負傷者34名の惨事に。 俗にいう「2012年アメリカ在外公館襲撃事件」でマイケルベイの『13時間 ベンガジの秘密の兵士』もこれが元ネタ。 まさかほんまにこのような事件が起こってしまうとは・・・ 原題は「交戦規定」 裁判中に3段階の交戦規定が明らかにされる。 アクション映画でもなく法廷モノでもないし男の友情モノでもないしう~ん。軍法会議という事もあり通常の裁判とも違い、まず第一にアラブ諸国との関係悪化を恐れて政府サイドが不利な証拠を隠蔽し大使に偽証させているので結論ありきの出来レース。 米国政府は腐敗している、でも海兵隊は仲間を救うためならルールなんかくそくらえ!さあどっちが正しい?そういうことがいいたい映画なのか。 見どころはやはり煽られて目ん玉ひんむいてブチ切れるサミュエルLジャクソン。トミリージョーンズは名門一族の落ちこぼれうだつのあがらないオッサン役。 改めて見直すと、冒頭のベトナム戦争の植生がどうにも変。 そのため入り込めない。昔はもっとドキドキした記憶があるのにな。
冒頭はベトナム戦争の風景。かなり激しい沼地での攻防を描いている。...
冒頭はベトナム戦争の風景。かなり激しい沼地での攻防を描いている。 28年後、ホッジス大佐(ジョーンズ)の引退パーティ。ベトナムで命を救ってくれた戦友が国際問題に繋がる発砲命令を下したと軍法会議に告訴されたのだ。弁護士としても未熟だけど現地にまで乗り込んで無罪を勝ち取ろうとする・・・ 日本における日米協定の問題も酷い。とにかく何でもアメリカ有利に裁判が進む。この映画においても国際問題は無視してアメリカ軍部内だけで結論を出そうとしているのだ。アメリカ人の感覚になって観てみれば、そりゃ英雄だろうよ・・・正当防衛が論議の中心になるには戦争状態であることが条件だけども、大使館の敷地内かどうかというところまで掘り下げてないし。 まぁともかく、戦争というものがあるのがいけないんだし、テロリストがいるということもいけないことなんだけど。せっかく激しいベトナム戦争や残虐な乱射を描いたにもかかわらず、反戦の意図がなかったのが残念だ。
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